血を吸った蚊はどこに行く?血を吸った後は死ぬ?寿命についても。 

血を吸った蚊
日本に夏が訪れると同時くらいに、かゆい~蚊に刺された~という声が多くなってきます。

蚊の季節もやってきたという事になるのです。

血を吸った蚊を、その場で見つけて撃退すればいいのですが、取り逃がしてしまった場合には、また刺されるのでは?と思ってしまいます。

蚊の大きさから考えてみても、腹いっぱいに吸血したらもう2度と刺されないのではと考えたくなるはずです。

血を吸った蚊はどこにいってしまうのかという疑問が、頭の中で浮かび上がります。

蚊だ!と思って叩き潰した蚊から血が出なかった場合、さっきの血を吸った蚊はいったいどこに消えてしまったのでしょうか。

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蚊は血を吸った後は死ぬの?どこに行くの?

蚊がどのくらいの血をすうのか、まず疑問に思いますよね。

蚊は産卵するための準備として、手っ取り早くたんぱく質を取るために、人間に近づき吸血行動を起こします。

その時間は、およそ30秒くらいです。

1回の吸血量は多くても2mgになります。

蚊の体重を同じくらいの重さになるのです。

蚊が血を吸う最大量は4mgと考えられているので、自分の体重の2倍を吸血することになります。

これだけの量を吸うとさすがに、飛ぶ力も弱く人目のつかないような場所に隠れて血が消化されるまで隠れるのです。

その隠れる場所は、蚊によって違いがあります。

家の中で時を待つ、すぐさま藪に逃げ込み時が来るのを待つ、1日だけ家にいて後は藪に移動するなどです。

蚊の多くは、血を吸う以前に家の中の壁や天井で羽根を休ませることが多いので、血を吸った後の蚊はなおさらその傾向が高くなるでしょう。

蚊は吸血したからといってすぐに死ぬわけではなく、たんぱく質を卵の方に回すための時間が欲しいわけです。

蚊を発見して撃退した時に手のひらに血がついていることがある場合には、他の人の血を吸って、意気に入りの休憩場所に向かっている蚊によるものと考えてもいいでしょう。

自分の血を吸った蚊は、人から離れた時は、もう一度違う人の血を求めて飛んでいるか、すでに自分の隠れ家に逃げてしまったという事も可能性があります。

血を吸った後すぐに、死ぬわけではなく、一時身を隠すという事になるのです。

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蚊は血を吸わないとすぐに寿命がくる?

蚊が血を吸ってもすぐには死なないことが分かったはずです。

蚊は血を吸わないと寿命は短いのか?というと蚊の種類にもよりますが、蚊の寿命は20日~40日という事がわかっています。

それだけの期間、血を吸わなくても生きられることになるのか?

と考えますが、実は蚊の主食は人間の血ではなく、花の蜜や木の樹液を主食にして生きているわけです。

なぜ人間の血を吸うのか?

人間の血を吸うのは、メスだけでオスは一切血を吸血しないのです。

人間の血を求める蚊はメスだけで、産卵を目的とした場合に刺されることになります。

蚊が血を吸わない時でも蚊の寿命には、ほとんど影響が出ないと考えた方がいいでしょう。

産卵した後も、多少は生きていることが出来ることもわかっています。

これも種類によって違ってきますが、オスお寿命は短く、メスの蚊は卵を数回に分けて産卵するために、オスよりも長い寿命になるのです。

メスの蚊は、1回の産卵で100~200近く産卵しますので、産卵からボウフラになるまではたったの1日半程度しかありません。

卵から孵ったら、成虫になるまでは2週間程度ですから、次々に蚊がわいて出て来ることになるのです。

そう考えると、結構背筋がゾクゾクとしちゃいますよね。

まとめ

血を吸った蚊は、どこに行くのか?と蚊の寿命について紹介してきました。

これで、あなたも蚊の博士ちゃんの仲間入りを果たしたことになります。

意外と身近にいる蚊の生態を知る機会なんて、なかなかありませんからね。

たかが蚊とあなどっていたりすると、デング熱などのような感染症を引き起こす媒介になってしまうので、なるべくは蚊に刺されないような対策をうつことが望ましいですね。

蚊も実は意外と人間の体臭をかぎ分けているので、血の良しあしを見極めている節もあるようです。

もしかすると蚊に刺されない方の場合には、血がよごれているのかもしれませんね。

科学的根拠はありませんから、たまたま自分の体臭が蚊の吸血反応センサーに感知されなかっただけかもしれないですからね。

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