インフルエンザ等の感染力が非常に強い病気がはやると、マスク姿の人が多くなってきますね。
感染を防ぐために使い捨てマスクを使用している方が非常に多いです。
何となく使い捨てマスク1枚では、意味がないような気がする方もいるのではないでしょうか。
使い捨てマスクを二重にすることで、効果が向上するのでしょうか?
以前ニュースで中国の方が10枚も使い捨てマスクを重ねて使用していたものが流されました。
マスクは重ねるとそれだけ感染を防ぐことが可能なのでしょうか?
マスクを2重につけると効果があるの?ないの?
マスクは通常1枚だけで着用する方が多いですが、マスクを2重にしている方もいることでしょう。
マスクを2重にすることで、フィルターを2倍にするという考えから、そうしていることが考えられます。
使い捨てマスクは、鼻の上の部分に針金が入っており鼻の形状に合わせて折り曲げて使用します。
しかし実は、100%隙間を埋めることはできないのです。
眼鏡をかけている方の中で、マスクを付けると眼鏡が曇るという方は、マスクから呼吸が漏れていることになります。
呼吸が漏れる=ウイルスを出入りが行われている
という事にもなります。
それを防ぐために、2重にマスクをすれば隙間を埋めることが出来、フィルター効果も2倍になるのでいいのでは?
と考えてしまいますが、実はマスクを2重にすることで、効果も2倍という事にはならずに、危険性が増すのです。
マスクを2重にすることで、1枚の時よりも空気の取り込みが多くなります。
フィルターを通過する量が減ることで、マスクの横やあご部分の隙間から空気が侵入してくる率が高くなります。
使い捨てマスク1枚の時よりも2重にした方がフィルターからの空気の取り込み量の効率が下がってしまうのです。
そうすると感染するリスクが高くなる恐れがあります。
使い捨てマスクを2枚にしたからといって、単純に効果が2倍となるわけではありません。
金銭的にも、そして効果的にも重ねる必要はないという事です。
使い捨てマスクの効果的な付け方って?
使い捨てマスクを2重にして使う方法は、ウイルスなどの感染が1枚の時よりも高くなる可能性がある事が分かったと思います。
しかし、使い捨てマスクの効果的な付け方が、本当にないのか気になりますよね。
実は使い捨てマスクと、ガーゼタイプのマスクを使用する方法があるのです。
先ほども紹介しましたが、使い捨てマスクには、どうしてもアゴや鼻・ホホ部分に隙間ができやすくなってしまいます。
それを補完するような形で、内側にガーゼマスクをしてから、外側に使い捨てマスクを使用する方法です。
ガーゼタイプも鼻のところに隙間が出来ますが、ガーゼマスクに付属している口当てガーゼを使用して隙間を埋めれば、隙間は確実になくなります。
その上から使い捨てマスクを使用すれば、くしゃみや咳をしたときにマスク内でとどめることが可能になり、拡散防止にもつながります。
また2重にすることで、相手からの感染予防にも効果的に対応ができるのです。
それにガーゼタイプのマスクは洗濯することが出来るので、経済的でもあります。
効果+経済的という事で、使い捨てマスクとガーゼタイプのマスクの両方を使用する方がいいでしょう。
マスクを2重にすることで、使い捨てマスクの2枚重ねよりは、こちらの方が効果的な予防対策を講じることが出来ます。
まとめ
マスクを二重にしても意味がないのか?とマスクを二重にしても効果的な付け方があるのか?について紹介してきました。
このご時世、マスクの入手が困難な状況で2枚も使ってんじゃねーよ!って言いたい方も大勢います。
使い捨てマスクは使用状1回が限度ですから、やはり手に入れられなかった方にとっては感情の部分に怒りを感じさせることも考えられます。
今回紹介したように、2重にマスクにしたい場合には、内側にガーゼタイプのマスクを使用することをお薦めいたします。