最近、ニュースやテレビ番組等でも取り上げられることも多い「マダニ」。
マダニに取り付かれてしまうと、吸血されるのですが、それだけでは済まないケースも多々あります。
マダニに噛みつかれることで、吸血以外にも、人間にとって危険な病の感染源にもなるのです。
ツツガムシ病・ライム病・脳漿炎などが多くみられますが、2013年には重症熱性血小板減少症候群での死亡例も出ています。
たかが、ダニごときで!?と思ってはいけません。
人が死亡してしまうこともある、マダニは家の中にも存在するのでしょうか?
マダニに刺されない為の対策はどんなものがあるでしょうか?
マダニは家の中で繁殖するの?家の中にももともといるの?
マダニに噛まれると最悪死んでしまうかもしれないと考えると、恐怖さえ感じますよね。
家の中にマダニはもともと存在するのか?なんて疑問が上がると思います。
結論から申しますと、マダニは家の中にもともといる訳ではありません。
マダニは元来、草原や公園の植え込み、河川敷、山の中で生息しており、通りかかった哺乳類に取り付いて吸血行為に及びます。
中には、加工された木材の中に潜んでいるケースもまれにあります。
ですので、家でマダニを見た場合には、外で取り付いたマダニが家の中に入り込んでしまったと考えるのがいいでしょう。
特に注意しなければ、ならないのがペットを飼っている家です。
人の服やペットに取り付いたマダニは、家の中に入り込むことになります。
マダニのエサとなるのは哺乳類の血ですから、家の中でペットなどを飼っている場合には、家の中で繁殖する恐れが非常に高くなるのです。
考えてください。
エサとなる哺乳類(人や犬猫)が家の中にいるわけですから、エサに困ることがないのです。
人間に場合なら、マダニに噛まれたら症状が出るので早めの対策ができます。
ですが、ペットの場合は飼い主さんが気付いてあげないとなかなか対策を取ることができません。
ペットを飼ってらっしゃるご家庭では、マダニが家の中で繁殖する可能性が高いと考えておくべきでしょう。
マダニの家の中での対策方法はどんなことがある?
マダニに噛まれると、スッポンのようになかなか離れることがなく、吸血が終わると自らぽとりと、落下します。
マダニの体調は2~3mmで、吸血後は最大で1cm以上にも膨れあがり、コロコロとした物体になるのです。
腹八分目という言葉を知らないので、目いっぱい吸血しないと気が済まないのでしょう。
マダニ被害にあった、ペットに取り付けいているという場合、家の中でどんな対策が打てるか、問題になります。
TVCMなどで、ダニ・ゴキブリ退治にバルサンなどがありますが、マダニには効果が期待できません。
マダニが家の中にいた場合の対策としては、マダニ専用の薬剤を散布するのが一番効果的です。
市販薬を購入する場合には、適用害虫として裏の注意書きに、マダニと書かれているものを選ぶといいでしょう。
後は、畳の部屋の場合には、畳に散布する薬剤または消毒用アルコールを吹きかける。
フローリングでは、フローリングの隙間を徹底的にごみ取りしてから、消毒用アルコールを散布する。
丁寧な掃除と消毒の繰り返しによって、マダニの家の中での繁殖を食い止めるしか方法は、ないでしょう。
ペットは定期的に動物病院に連れていき、マダニの確認とマダニ対策を講じてもらうのがいいでしょう。
たかが、ダニだと思ったら、大間違いです。
再三、お伝えしますが、ツツガムシ病や重症熱性血小板減少症候群・脳炎などで人が死亡するということがあるのです。
家の中で繁殖させないためにも、ペットを飼ってらっしゃるご家庭では特に、常日頃から掃除やアルコールでの除菌を心掛けましょう。
まとめ
マダニが家の中にいるのか?
家の中で繁殖するのか?
そして、繁殖した場合の対策などを紹介してきました。
最近は登山人気ですから、マダニが服にへばりついているのを知らないで、家の中まで持ち込まれるケースが多いです。
簡単に言えば、雑草が生えている庭や河川敷・登山・キャンプ場などに行く場合は肌の露出を出来るだけ抑えます。
そして、服の上や肌の上にディート(DEET)という成分の入った虫よけスプレーを塗布しておくとマダニが寄ってくるのを防止できます。
ディートは効果が高いのですが、汗などで流れやすいのでこまめに塗布するようにしましょう。
さらに家の中に入るときには、服を払うことで、侵入を防ぐことが可能にもなります。