冬に旬を迎える牡蠣は実がぷりぷりしていて、とても美味しいですよね。
私も牡蠣は大好物で、冬になると一度は食べたくなってしまいます。
しかし、牡蠣を食べるときに怖いのがノロウイルスですよね。
一度当たると癖になってかかりやすくなると言います。
何より下痢や嘔吐、発熱を伴い数日まともに動ける状態ではなくなってしまうので、出来ればあたりたくありませんよね。
しっかり加熱すれば牡蠣にあたることはないと言われていますが不安ですよね。
そこで今回は、牡蠣はしっかり加熱すれば問題ないのか、火を通した牡蠣でもあたる可能性はあるのか調べてみることにしました。
安心して牡蠣を食べられるようにしっかり知識を身につけましょう。
牡蠣をしっかり加熱すれば大丈夫?火を通した牡蠣でもあたるの?
基本的にはしっかり加熱した牡蠣であればあたることはないです。
しかし、加熱はとてもシビアで、牡蠣の中心部を85℃以上に保ち、1分半以上加熱してください。
この加熱時間が短いと、火を通してあってもノロウイルスは存在しているので牡蠣にあたる可能性があります。
フライだから大丈夫、と思っていても衣にはしっかりと熱が通っているけれど、中心部まで熱が通ってなく、ノロウイルスに感染してしまった…
ということもあり得ます。
また、中心部にしっかりと熱を通していても外部感染でノロウイルスにかかる可能性があります。
たとえば、生の牡蠣を触ったお箸やトングで加熱した牡蠣を触ってしまい、ノロウイルスが加熱した牡蠣に移ってしまうというものです。
これはいくら加熱処理が施されていてもどうしようもありません。
回避方法としては店内が清潔で衛生管理を徹底しているお店を選ぶしかありません。
更に牡蠣にあたるのは調理法だけでなく、食べる人側にも問題があることがあります。
牡蠣アレルギーにかかっていると、どれだけ加熱し衛生管理が施されている店内で食べても下痢や嘔吐を引き起こします。
牡蠣を食べるたびに自分だけあたってしまうという人は、牡蠣アレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。
加熱用の牡蠣は電子レンジでチンしてもOK?
加熱用の牡蠣を電子レンジでチンしても大丈夫です。
電子レンジは食材に含まれている水分により発熱するので、中心部までしっかりと熱を加えることが出来るでしょう。
ただし、電子レンジで1分以上の加熱を行うことが条件です。
ノロウイルスは85℃、1分以上の加熱で死滅します。
1分以内の加熱ではノロウイルスが残ったままになってしまうので、電子レンジでもしっかりと加熱するようにしてくださいね。
ただし、殻付きの牡蠣の場合はさらに加熱が必要になります。
殻付きの場合は1個につき3分以上加熱することをおすすめします。
耐熱皿に牡蠣をのせ、ふんわりとラップをかけると吹きこぼれることもなく加熱することが出来ますよ。
殻ごと加熱した牡蠣はとても熱いので、やけどしないよう軍手などを使って殻を開けてください。
また、殻を開けるときに牡蠣の汁が出てくることがありますので注意してくださいね。
まとめ
牡蠣は中心部までしっかりと火を通していないとノロウイルスは死滅しないため、一見火が通っているように見えても注意が必要です。
中心部を85℃以上の温度で1分以上加熱し、衛生管理が行き届いているお店で牡蠣を食べるのが一番です。
また、自宅で調理する際は電子レンジで加熱すると中心部まで楽に加熱することが出来ます。
むき身の場合は1分以上加熱、殻付きの場合は3分以上加熱することを意識してください。
また、ノロウイルス以外でも、自身が牡蠣アレルギーを発症している可能性があります。
牡蠣アレルギーも下痢や嘔吐などノロウイルスに症状が似ているため気づきにくい可能性があります。
牡蠣を食べるたびに自分だけ牡蠣にあたっているという場合は牡蠣アレルギーを疑ってください。
牡蠣はしっかりと加熱すれば安心の食材です。
これくらいで大丈夫と過信せずに中心部までしっかりと火を通して美味しく食べてくださいね。