店頭に売っている、真空パックされた牡蠣(カキ)
これって、食べる時下処理が必要なんでしょうか?
それとも、そのまま火に通して食べて大丈夫なんでしょうか?
牡蠣は、気をつけて食べないとあたったりすると聞くから心配ですよね。
今回は真空パックで販売されている牡蠣について色々とご紹介していきたいと思います。
牡蠣の真空パックは下処理不要?洗わなくても大丈夫?
牡蠣の種類には、加熱用と生食用がありますが、真空パックで売られているどちらの牡蠣も下処理は必要です。
そもそも、加熱用と生食用の違いは鮮度ではなく、育てる海域が違うのと、殺菌処理をしているかしていないかの違いになります。
よって、鮮度自体はどちらも同じです。
■ 生食用
海岸から離れている比較的な海域で育てられた牡蠣。
綺麗な場所で育った牡蠣は、実は栄養や旨みが少なめ。
洗浄や、滅菌処理を施され、いくつの菌検査を通り店頭に並ぶ。
■ 加熱用
比較的海岸沿いで育てられるため、下水からたくさん流れ出たプランクトンを食べて成長するので、栄養価や旨みがあります。
その分、一緒に汚れや雑菌も吸収しているため、しっかり加熱して食べないとあたりやすくなります。
下処理のやり方
パックから出した牡蠣を塩を混ぜた水が入ったボウルにいれます。
塩の割合はは牡蠣120gに対して、小さじ1ぐらいご目安です。
クルクルとボウルの中で牡蠣を混ぜると汚れが浮いてきます。
黒いヒダの部分も優しく揉んであげると、間に詰まったら汚れがとれます。
その後、流水ですすぎます。
ヌメリや汚れはこの時点である程度取れます。
ヌメリがこれだけでは取れなかったり、気になる方は片栗粉を、少々混ぜてからかき混ぜるとヌメリもきにならなくなります。
ボウルに牡蠣を入れる前に、牡蠣に片栗粉をまぶします。
衣をつけるように感覚でまぶして下さい。
そのあと、塩水の中に入れて、牡蠣から片栗粉を取るように揉んであげます。
そうすると、片栗粉が牡蠣についた汚れも一緒にくっついて落ちてくれるので、ヌメリが取れやすいです。
牡蠣の下処理は、めんどくさいからといって、真水や流水でやらないようにしましょう。
牡蠣の風味が損なわれてしまいます。
牡蠣は生で食べる時は生食用、火を通す時は加熱用と調理方法に合わせた物を選んでください。
あとは、しっかり牡蠣の水分をキッチンペーパーでとりそのまま調理してもよいですし、冷凍庫などで保存しても大丈夫です。
牡蠣の真空パックの賞味期限はどのぐらい?
牡蠣は、水揚げされてから5日以内が賞味期限と定められています。
店頭で、売られている牡蠣には賞味期限が書いてあると思います。
もし記載されていないのであれば、早急に食べるか、不安なら購入しない方がいいです。
牡蠣は、冷蔵保存では賞味期限が短いため、加熱用ですぐ食べない方は冷凍保存がオススメです。
冷凍保存の場合、だいたい4週間前後はもちます。
冷凍保存する場合、もしパックを開けていないならそのまま、開封せずに冷凍させて下さい。
もし開封していれば、さきほど上記で書いた下処理を行い、しっかりとキッチンペーパーなどで一つ一つ水分をとり密封できる袋にいれてから冷凍庫に入れてください。
冷凍保存は、冷蔵保存より日持ちしますが、冷凍すると食材の水分が減ってしまうため、牡蠣のプリプリとした食感や、旨みは落ちます。
牡蠣の解凍は、自然解凍となります。
1度解凍したものは、再び冷凍保存はできません。
まとめ
生食用も加熱用も鮮度に違いはないため、生食用の賞味期限がきれたから火を通したら大丈夫ということはないです。
賞味期限内でも、形が崩れていたり、匂いがあったり、つやがなくなっていたりする牡蠣は痛み始めている可能性があるため食べるのはさけてください