暑いジメジメした季節になると、家の中でムカデを見かける方もかなり増えてきます。
節からでている足の数の多さなどのグロテスクな見た目を想像しただけでも、背筋がゾクゾクっとしてしまいますよね。
ムカデには毒があって、咬まれると赤く腫れ、さらにはアナフィラキシーショックを引き起こす可能性も高い節足動物なのです。
害虫扱いとされていますが、人がちょっかいを出さなければ攻撃される事はないと思われがちですが、動く物には確実に攻撃を仕掛けてきます。
また見た目が悪く、毒も持っている事から、家の中で見かけた場合、排除したくなるのは当然です。
では、ムカデが家の中からいなくなる方法はあるのでしょうか?
今回はムカデ対策をご紹介していきます。
ムカデが出たら対策!家の中からいなくなる方法は?
ムカデに咬まれると、スズメバチに刺されたような痛みを感じたり、場合によっては、咬まれた個所が赤く異常なほど腫れあがったりします。
ムカデは出来るだけ家の中に入れたくありません。
しかし、ムカデは家のあらゆる隙間から侵入してきます。
ムカデは基本的には、家の中で巣を作ったりすることがありません。
つまり、家の中でムカデがでたら、ほぼ外から侵入してきたことになります。
ムカデが何故家の中に侵入してくるかというと、その多くはエサを求めて侵入してくるのです。
ムカデは、家の中にいるゴキブリやゴキブリの卵を狙って夜間に侵入してくるのです。
ムカデに遭遇する多くは夜間に遭遇する可能性が高いのです。
では、夜間に蠢くムカデに出くわした場合にどんな対策を講じればいいのでしょうか?
殺虫剤をかけるのが1番と思いがちですが、ムカデに有効なものでない限り、ほぼ効かないと考えていた方が良いでしょう。
またゴキブリを捕食するからには、かなり素早い動きをするので、接近戦をしかけるのは反撃の機会を与える事になってしまいます。
■ ムカデを家の中で見かけた場合の対策
1.菜箸、またはトング等で確実にムカデを摘まみ、バケツに張った熱湯の中にポチャンさせる。
この場合、とりそこなってムカデに反撃を食らわないように注意することと、熱湯で火傷をしないようにしてください。
2.ヤカンなどで直接熱湯をかける
逃げられる可能性もありますが、50度以上温度なら確実に抹殺可能です。
その後、動かなくなった事を確認してから箸で摘まんでポイします。
3.スリッパ・丸めた新聞紙で確実に打撃を加える。
当然ながら、狙うは頭です。
頭以外を叩くと、トカゲのしっぽ切りではありませんが、節を切り離して逃げて行く可能性があるため、確実に仕留めるには、頭部を叩く事です。
確実に潰れますから、その後の掃除は大変かもしれませんが、即効性は確実です。
ムカデを家に入れない方法も知っておこう!
先ほども紹介しましたが、ムカデが家の中に侵入してくる理由は、エサを求めて侵入してきます。
ゴキブリがたくさん出る家で、湿った場所・薄暗い場所・確実に水がある場所にムカデはやってきます。
ムカデを家に入れない方法を考え付かなければなりません。
ムカデの侵入経路をとりあえず塞がなければなりません。
1.湿気の多い場所を好む性質
キッチンや洗濯機の排水回りの隙間から侵入してくるケースが考えられます。
この場合には、排水周りの隙間を確実に埋めることで侵入を防ぐ事が可能です。
2.排水管の中から侵入してくる
排水管のなかからやってくるケースもあるので、排水部分の蓋に重りを載せるなどをして侵入するのを防ぐことです。
3.網戸からも侵入!?
ムカデは小さい網戸程度のものなら、自らこじ開けて侵入してくる場合もあります。
窓枠に乾燥したタオルを埋め込んで置くだけでも、侵入を防げる事になります。
4.エアコンの排水ダクトからの侵入
エアコンの排水ダクトは確実に地面に接地しているケースが多いですから、その管を通って中に侵入してくる事もあります。
この場合は、排水ダクトの出口部分にガーゼを被せてゴムで止める等で対策が出来ます。
まとめ
ムカデが家の中に出た時の対策や家の中に入れない方法等を紹介してきました。
日本にいるムカデの種類は実に100種類にも上ります。
都会に住んでいるから、ムカデに遭遇しないと絶対に思わないでください。
街中でも、湿ったうす暗い場所はいくらでもありますし、マンションだからといって確実に出ないとは限らないのです。
水とエサがある限り、彼らの陰がある事を覚えておきましょう。
特に小さいお子さんがいる家庭では、興味本位でちょっかいを出して咬まれてしまう事もありますからね。