夏のフルーツといえば、やっぱりスイカですよね。
甘くてシャリシャリと美味しいスイカは、実は自宅でも種から育てることができます。
夏に食べることが多く種も手に入るのが8月ごろになることも多いですが、8月ごろに種まきをしても間に合うのでしょうか?
今回は、そんなスイカの種まきについて、時期はいつまでなのか、育て方などについてご紹介したいと思います。
自分でスイカ(西瓜)を育ててみようと思っている方は、是非ご覧になってみて下さいね~。
スイカの種まき8月でもいい?時期はいつまで?
スイカの種は、みなさんもよくご存知の通り、スイカの中にある黒い粒です。
しかし、スイカの種まきは他の野菜やフルーツに比べて、難しいと言われています。
というのも、スイカの種が発芽するには、条件があるからです。
スイカの種が発芽するには、気温が最低でも15℃、理想は25℃~30℃でないといけません。
これ以上気温が高くなってしまうと、スイカは芽が出てきません。
スイカと言えば夏のイメージなので、暑ければ暑いほど芽が出やすそうな感じがしますが、意外と違うのです。
なので、自然に発芽させたい場合は4~5月ごろに種まきをすると、発芽しやすくなります。
8月でも気温を25℃~30度に保つことができれば発芽させられますが、自然に発芽させるには温度が高すぎるので、やはり難しいですね。
涼しめの地域にお住まいの場合は発芽する可能性ももちろんあります。
理想としては、7月ごろまでには種まきはしておきたいですね。
スイカの育て方で種からの場合どうすればいいの?
自宅でスイカを育てるのであれば、大玉スイカでは広い場所が必要になるので小玉スイカがおすすめです。
スイカの種は種まきをする前日に、1晩水に浸けておくと発芽しやすくなります。
長く浸けすぎてしまうと逆に芽が出にくくなるので、注意しましょう。
種を水につけたら、まずはポットに種まきをします。
ポットには2~3粒の種を、1センチ間隔でまきます。
種を巻いたらポットにホットキャップやビニールをかぶせておくと、寒い時期でも保温して暖かさを保つことができ、乾燥の予防にもなりますよ。
種まきから目が出るまでの間は、毎日たっぷりと水を与えます。
1週間ほどで芽が出てくるので、発芽後は水やりの頻度を少なめにし、土が乾いたら水やりをしましょう。
本場が出てきたら、芽の間引きをして1番元気で成長の良いものだけを選び、プランターに植え付けをします。
プランターの土にポットのサイズの穴をあけておき、しっかりと水を染み込ませておきます。
穴にプランターに苗を植え付けたら、土とポットを馴染ませ、次は仮支柱を立てます。
仮支柱を立て終えたら最後にたっぷりと苗に水を与え、植え付けの完了です。
本葉が5~7枚ほどになったら親つるの先端を切って摘芯を行い、伸びてきた子つるの中からさらに1~2本選んで他のものを根元から取り除きます。
つるが伸びてきたらそのままにしているとつる同士が絡んでしまうので、支柱に優しく誘引してあげましょう。
スイカは日光を好む植物ですので、植え付け後はなるべく日光がよく当たる場所に置いてあげるようにして下さい。
また、スイカは暖かい時期のものなので、夜の温度が12℃以下になってしまうと成長が止まってしまいます。
スイカの周囲は常に温度が下がらないよう、注意しましょう。
植え付けの際にも、プランターの土を暖かくしておくと、種が冷えないので成長しやすいですよ。
スイカは水をあげすぎるとよくないので、植え付けた時に株元の土を1センチほど盛り上げ、水がたまらないようにしましょう。
スイカは花を受粉させることで、収穫ができるようになります。
子づるの13~23節くらいの3番花に受粉をさせると、いい実ができやすいです。
受粉後は30~40ほどで収穫ができるようになります。
スイカを育てるのは難しめではありますが、その分実がなった時の達成感や美味しさは、格別なはずですよ。
まとめ
スイカは8月に種まきをしても発芽させることは出来ますが、気温が25~30℃にならないと発芽しません。
8月の気温は30℃を超える日も出てくるので、適切な気温の時期を選んで種をまくのが理想です。
スイカの種まきは難易度が比較的高めですが、温度や水やりの量をしっかりと守っていれば美味しい実をつけるので、正しい方法で丁寧に育てましょう。