卵を使用する上で、注意したいのが、卵のサルモネラ菌による食中毒です。
常温放置ももちろん良くないですが、割れてしまった卵を使うのも大丈夫なのか不安になりますよね?
そもそも、卵はどれぐらいを目安に食べ切ってしまった方がよいのでしょうか。
栄養が高い卵は、料理でもよく使われる食材なので、知っておくとこれからとっても役に立ちますよ~。
割れた卵は使える?サルモネラ菌とか大丈夫なの!?
卵は衝撃に弱いので、持って帰る時などに何気ない瞬間に割ってしまったという経験をお持ちの方は多いとおもいます。
結論から言いますと、割れた卵は、できるだけ早めが良いですが、食べても大丈夫です。
割ってしまった卵はサルモネラ菌による食中毒になるのでは?
と心配する方も多いと思いますが、卵自体がサルモネラ菌に侵されていることはめったにあまりありません。
卵は、基本的に生で食べられると想定されて出荷されています。
日本では出荷までの間に、出荷用の規格基準、洗卵、検卵、などをチェックされて出荷されています。
これは、食の安全を守るため、以前よりも細かくチェックされるようになりました。
最近では、サルモネラ菌に汚染されている卵の割合は約10万個に3個ほど言われているほど、減っています。
もし、割れた卵を食べるのが不安な方は、70℃の熱で1分以上加熱するとサルモネラ菌は死滅しますので、加熱してから食べて見てください。
割れた卵は冷蔵庫に入れていれば賞味期限はいつまで?
卵のパックに表示されている賞味期限は生で食べても大丈夫な期限を指しています。
季節によって賞味期限の日にちは異なりますが
排卵後
夏→16日以内
春秋→25日以内
冬→57日以内
と、季節によりかなり日にちに差があります。
これは、10℃以下の冷蔵庫に入れて保存を基準としています。
賞味期限は生で食べることを前提としているため、万が一、賞味期限をすぎてしまったとしても加熱調理をすれば食べることは可能です。
しかし、安全のためどんな調理にするにしても賞味期限内で食べ切った方が安心でしょう。
ここまでは、割れてない卵の話になります。
もし、持って帰る途中などで、卵を割ってしまった場合、日にち関係なく早めに食べた方がよいです。
出来れば当日以内が良いでしょう。
通常の卵は殻に被われているため、菌が入ってくるのを防いでいますが、割れてしまった卵は空気に触れてしまうため、一気に酸化が進んでしまいます。
ちなみに、ヒビがいっている卵で完全には割れていないなら、3日前後はもちます。
ですが、丈夫な外の殻は割れている訳ですから、できるだけ早めに食すことを基本としましょう。
卵の鮮度を保つために注意すること
買った卵は、冷蔵庫に入れておけば安心と思わず、少し工夫して冷蔵庫に入れてください。
鮮度を保つ為のポイントをご紹介します。
◎ 卵は尖った方を下にする
卵は、丸い方に気室があります。
丸い方を下に向けてしまうと卵黄と気質内の空気が混ざりやすくなるため細菌が入り込みやすくなる可能性が高まります。
更に、尖った方のほうが、殻が厚くて割れにくいです。
◎ 冷蔵庫で保管する時は奥の方へ
だいたいの、冷蔵庫には開く扉側に卵ポケットがある事が多いです。
簡単に取り出しやすいことが主な理由です。
しかし、本来卵はデリケートな食材のため、温度変化に弱いです。
何度も扉を開け閉めして、暖かい温度と触れやすくなる手前の方は実は傷みやすい原因となります。
あまり、温度変化がない奥の棚の方に置くようにしましょう。
まとめ
卵は、生ものなので、いくら賞味期限が長くても買いだめなどはしないようにしましょう。
なるべく、早めに使いきれる量を計算しながらその都度買うのが1番安全です。
不安な時は、食べないのが1番ですが、もったいないなと感じる方もいると思いますので、そんな時は加熱調理をしっかりして食べるようにして下さい。