お盆やお彼岸にはお墓参りに行く方が多いですが、
「お墓参りに一人で行ってはいけない」という噂をご存知ですか?
一人でしか行けないという時もあると思いますが、どうして一人で行ってはいけないのでしょう?
また、お墓参りに行ってはいけない日などはあるのでしょうか?
今回は、そんなお墓参りに一人で行ってはいけないと言われている理由。
行ってはいけない日、お墓参りでのタブーなどについて、ご紹介したいと思います。
お墓参りで行ってはいけない日や一人で行くのはよくないとかある?
お墓参りに一人で行ってはいけないと言われている理由は、
お墓には自分のお墓参りに来てもらえず寂しい霊が、他のお墓参りに一人で来た人に取りつくからだいう考えがあるからです。
しかし、お墓には供養されて成仏した人が眠っているので、霊がいるとはあまり考えられませんね。
昔は墓地が村のはずれにありました。
ですので、一人で行くと山賊などに襲われてしまうことがあったので、一人で行かない方がいいと言われるようになったのが始まりと言われています。
どうやらお墓に霊がという理由は、後からつけられたもののようですね。
また、お墓参りにはできるだけ避けた方がいいという日があります。
それは、8月の14日、15日です。
この期間はお盆なのでお墓参りに行った方がいいのでは?
と思うかもしれませんが、お盆は8月の13日に故人が家に帰ってきて、16日にお墓に戻るというものです。
なので、8月の14日、15日にはお墓から家に帰ってきていて、お墓参りに行くと行き違いになってしまうんですね。
もちろん禁止されているわけではないので、絶対にダメなわけではありません。
ですが、14日、15日はお墓参りに行くのではなく、できるだけ家で戻ってきた故人やご先祖様と過ごすようにしましょう。
どうしても他の日にお墓参りにいけないという場合は、14日や15日にお墓参りに行っても、特に問題はありません。
仏滅や友引にはお墓参りを避けた方がいいと言われることもあります。
ですが、この日に避けた方がいいのはお通夜やお葬式などの不幸時の行事だけで、お墓参りに行くことはマナー違反ではありません。
お墓参りでしてはいけないことやタブーな事ってある?
お墓はなくなった方が眠っている神聖な場所なので、してはいけないことがあります。
まず一つ目は、お墓で騒いだり走ることです。
急いでいる時にはついお墓でも走ってしまうそうになりますが、お墓で騒いだり走ってしまうと、故人の眠りを妨げてしまうことになります。
また、他にもお墓参りに来ている人もいらっしゃいますので、その人たちにも迷惑がかかります。
お墓は段差も多く、走ると足を滑らせたり、つまづいてこけてしまう可能性も高いです。
お墓では急いでいても落ち着いて、ゆっくり歩くようにしましょう。
お墓に供えたお供え物をそのままにして帰ることも、あまりよくありません。
特に食べ物などは野生のカラスなどの動物が荒らし、お墓を汚されてしまうことがあり、他のお墓にまで被害が及ぶかもしれません。
お墓に供えたお供え物は必ず持ち帰り、家族みんなでご先祖様に感謝をしながら分け合って食べましょう。
まとめ
お墓参りには一人で行ってはいけないという噂がありますが、特に根拠もなく一人で行っても問題はありません。
しかし、ご先祖様が帰ってきている8月の14日、15日はお墓参りに行くよりも家で一緒に過ごすようにするのがおすすめです。
お墓では騒いだり、お供え物をそのままにして置いて帰るのもタブーです。
お墓参りの際は眠っている故人に対して失礼のないように、しっかりマナーを守り気持ちよくお参りするようにしましょう。