お盆にはお供え物を持って行くという方も多いと思います。
お盆の時期に初めてお家へ伺う場合には、どうやってお供え物を渡せばいいのか、迷ってしまいますよね。
お盆のお供え物やお参りには、いくつかのマナーがあります。
お供え物を紙袋に入れて持って行く場合は、どう渡せばいいのでしょう?
また、どんなタイミングで渡すのが正しいのでしょうか?
今回は、そんなお盆のお供え物の渡し方について、紙袋に入っている場合や渡すタイミングなどをご紹介したいと思います。
お供え物の渡し方で紙袋に入っている時はどういう風にすればいい?
お盆のお供え物を持って行くときに、そのままの状態で持って行く方は少ないと思います。
ほとんどの方は、持って行きやすいように紙袋などの入れ物に入れて持って行きますよね。
お供え物を渡すと渡すときは、その紙袋はどうすればいいのでしょう?
お盆でお供え物を渡すときには、基本的には紙袋から出して渡します。
これは、自分が仏壇に直接お供えをする場合でも、施主に渡す場合でも同じです。
お供えをする場合には、施主に「お仏壇にお供えしてもよろしいでしょうか?」
と断ってからにしましょう。
基本的にお供えする時には、仏壇から文字が読めるようにお供えをします。
つまり、自分からは反対向きになるようにですね。
施主に渡す場合は、「お仏前にお供えください」などと伝えてから渡しましょう。
お盆のお供え物には、夏が旬の果物や日持ちするお菓子、花、生前に故人が好きだったものなどが喜ばれます。
夏はどうしても気温が高く、仏前は常温なので、生ものは腐りやすくなってしまいます。
しばらく仏前に供えている間に腐ってしまうという可能性もあるので、生ものは避けてください。
また、お供え物にはのしをかけておいてもらうようにしましょう。
お供え物を買う時に、お店で「お供え物なのでのしをかけてください」と伝えるとかけてくれます。
お供え物ののしはマナーですので、忘れないようにしましょう。
お盆のお供えはいつ渡すのがいいタイミング?
お盆のお参りに行くときに、お供え物はどのタイミングで渡せばいいのか迷ってしまう方もいますよね。
お盆のお供え物は、基本的に玄関での挨拶のタイミングで、施主に渡します。
お参りに伺ったら施主から挨拶があるはずですので、その際に渡しましょう。
仏壇に直接自分が供える場合には、仏壇にお参りをする際にお供えをします。
お盆の時期が忙しい、家が遠いなどの理由で家まで伺えない場合は、お供え物を送るだけでも大丈夫です。
その場合は、お盆の期間ではなく、2日前くらいには到着するように送るといいでしょう。
お盆の期間中だと、家に他の人たちもお参りに来たり、何かとバタバタとして忙しいので、送ったお供え物を受け取る暇がないかもしれません。
また、お盆の時期の配達は、他の人たちもお供え物を送るために利用していて混み合っていますので、ぎりぎりに送ってしまうと、お盆の期間に間に合わないかもしれません。
お盆のお供え物なのに、お盆の期間を過ぎてしまったら意味がないですよね。
直接家に伺えない時はあらかじめ余裕を持ってお供え物を準備し、送るようにしましょう。
まとめ
お盆のお供え物を渡すときには、基本的に紙袋から出して渡します。
お供え物は腐らないよう生ものは避け、ある程度日持ちする物を選び、のしをつけるのを忘れないようにします。
渡すタイミングは、玄関でのお参りの挨拶の際に渡すのがいいでしょう。
直接家に伺えない場合は、お盆の2日前くらいに届くように送ります。
お盆のお供え物やお参りはマナーを破ってしまうと個人や施主に失礼になるので、正しいマナーをしっかり守ってお参りしてくださいね。