お盆やお彼岸、命日などにはお墓参りに行く方が多いですね。
お墓には故人が眠っているので、失礼がないよういくつかのマナーがあります。
実は花にもマナーがあり、供えてはいけないという花もあるんです。
今回は、そんなお墓でしてはいけないことや、供えてはいけない花。
お墓参りの際には必ずお供え物が必要なのか、なども一緒にご紹介したいと思います。
お墓に供えてはいけない花やしてはいけないタブーなことは?
お墓にはいろいろな花を供えることが多いですが、避けた方がいいとされている花がいくつかあります。
それは、傷みやすい花、とげがある花、匂いが強い花、毒がある花などです。
これらの花はお墓には向いていないので、お供え物用の花には基本的に含まれていないはずです。
ですので、自分で選ぶ際にも、この条件に当てはまる花は咲けるようにしましょう。
また、花の色にも避けた方がいいとされる色があります。
それは、赤色と白色です。
なぜなのかというと、赤色は血の色を連想させ、白色は死に装束などの死を連想させてしまう色なので、不吉なんです。
少しくらいであれば問題はありませんが、メインとなる色が赤色や白色になってしまうのは避けるようにしましょう。
しかし、故人の49日までであれば、白色の花の方を供えた方がいいとされています。
また、花以外にもお墓ではしてはいけないことがいくつかあります。
まず、お墓に供えたお供え物はそのままにしておいてはいけません。
食べ物などをお墓に供えたままにしておくと、カラスなどの野生の動物が荒らしてお墓を汚され、他のお墓にまで迷惑をかけてしまう可能性があります。
お墓参りで供えたものは必ず持ち帰り、家族みんなで分けて食べましょう。
もう一つしてはいけないことは、お墓で騒いだり、走ることです。
小さなお子さんを連れていく方は特に注意するようにしましょう。
お墓はなくなった方が眠っている神聖な場所なので、そんな場所で騒ぐのはよくないですよね。
それだけでなく、他のお墓参りに来ている人にも迷惑がかかってしまいます。
お墓ではどれだけ急いでいても焦らず、落ち着いて行動するようにしましょう。
お墓参りにはお供え物は必要?なくてもいいの?
お墓参りに行く際は、ほとんどの方がお供え物を持って行きますよね。
お墓参りにお供え物を持って行かないなんて非常識だ!
と考える方もいるかもしれないですが、実際にお墓参りにお供え物を持って行かずに手ぶらで行くという人もいらっしゃいます。
ですが、お墓参りにお供え物を持って行くという決まりはないので、持って行かないのも決して悪いことではありません。
お墓参りの目的は、眠っている故人の供養であり、お供え物を供えることではないんですね。
お供え物があるかないかではなく、故人への供養の気持ちが何よりも大事です。
たとえお供え物を持って行ったとしても、供養の気持ちがなければ意味がありません。
また、お供え物としてお花やお線香をみんなが持ってくると、いっぱいになってしまい、お供えする場所がなくなるので、あえてお供え物を持って行かないという方もいます。
なので、お供え物は必ず必要というわけではありません。
なくても問題ありませんが、故人への供養の気持ちだけは忘れないでおきましょう。
まとめ
お墓に供える花にはいくつか避けた方がいいものがあり、赤や白などの色もできるだけ避けるようにしましょう。
また、お供え物をそのままにして帰ったり、お墓で騒ぐのもしてはいけません。
お供え物を必ず持って行く必要もなく、供養の気持ちさえあれば特に問題ないです。
お墓はなくなった方が眠っている神聖な場所なので、失礼なことがないよう、お墓参りをするときは十分に注意してくださいね。