お墓参りに行くと、ほとんどの方が線香を付けますよね。
みなさんは、線香にはどうやって火を付けていますか?
ライターで直接付けてもいいのか、他に何か正しい火のつけ方があるのでしょうか?
また、火を付けた線香はそのままにしても大丈夫なのでしょうか?
今回は、そんなお墓参りの線香について、正しい火の付け方や線香をそのままにしても大丈夫なのかなどをご紹介したいと思います。
線香の火はライターで直接付けていいの?正しい付け方ってある?
線香に火を付ける時には、特に付け方に決まりはありません。
なので、もちろんライターを使って直接火を付けても大丈夫です。
しかし、ライターで直接線香に火を付けようとすると、束になった線香にはなかなか火が付きません。
風がある日には、線香とライターで両手がふさがってしまっているので、手で風をよけることもできないですよね。
そこでおすすめなのが、ろうそくを使って線香に火を付ける方法です。
ろうそくであれば、ろうを地面にたらすとそこにろうそくを立てることができるので、片手で風を防ぐことができるので非常につけやすいです。
また、ゆっくりと火を付けることもできるので、ろうそくはとても向いています。
もしどうしてもライターで火を付けたいという場合は、線香用のライターもあるので、そちらがおすすめです。
線香用のライターは、火を付ける部分に風よけがついているので、風のせいでライターの火や線香の火が消えることはありません。
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また、ターボ式のライターの方が火が消えにくく、線香にも火を付けやすいのでおすすめです。
お墓参りの時に、線香に火が付かなくてイライラするのも嫌なので、事前にしっかりと用意していきたいですね。
お墓参りで火をつけた線香はそのまま置いておいても大丈夫?
ところでお墓参りの後、火を付けた線香をみなさんはどうしていますか?
わざわざ毎回帰りに火を消してから、帰っているという方は少ないと思います。
線香の火は、消さないといけない、消してはいけないなどの決まりはないので、付けたまま置いておいても問題はありません。
というのも、お墓というのは石でできているので、線香の火がうつってしまう可能性がほとんどないからです。
しかし、周りに火がうつりそうなものが多い時や風が強い日は、線香の火がうつってしまって火事が起こるということも考えられます。
線香の火を消すかどうかが、その時のお墓の状況や天候によって、毎回判断するといいでしょう。
また、お墓によっては、線香の火を消さないといけないと決められている場所もあります。
線香の火を消すべきかそのままにしておくか心配な時は、毎回火を消すようにすると間違いはないですね。
もし線香の火を消すのであれば、絶対に息を吹きかけて消してはいけません。
人の口はいろいろなものを食べている、つまり命を奪っていると考えられているので、その口から出る息をお墓や線香に吹きかけてしまうというのは、とても失礼な行為になります。
線香の火を消す時は、線香を持っている手を振って火を消します。
ただ振るだけではなかなか火が消えにくいですが、下に落とすように素早く振ることで、うまく火を消すことができますよ。
線香を振るときには周りに火がうつったり、人に当たらないように注意して火を消しましょう。
まとめ
お墓参りの際の線香の火の付け方には特に決まりはありませんが、ろうそくを使うと火を付けやすいのでおすすめです。
ライターの場合は、線香用のライターなどを使うと、とても役に立ちますよ。
火を付けた線香はそのままにしておいても大丈夫ですが、火がうつる可能性がある場合は消すようにしましょう。
お墓参りの際には線香にもマナーがありますので、失礼のないようにしましょう。