夏に咲く身近な花といえば、朝顔がとても有名ですよね。
自宅で朝顔を育てたり、学校で育てた経験のある方も多いのではないでしょうか。
朝顔にはいろいろな種類の色がありますが、できるのであればたくさんの色の朝顔を楽しみたいものです。
1つの株からでも、いくつかの色の朝顔を咲かせることや、途中で花の色を変えることは出来るのでしょうか?
また、朝顔の花にはどんな種類の色があるのでしょう?
今回は、そんな朝顔について、1つの株でいろいろな色を咲かせたり、途中で色を変えることは出来るのか、どんな種類の色があるのかなどをご紹介したいと思います。
朝顔の花は途中で色を変える事やいろんな色が咲くこともありえる?
朝顔の花の色は、実は朝と夕方では少し色が違い、途中で変えることも不可能ではありません。
というのも、朝顔の花の色は、細胞内にある「アントシアニン」という色素が元になっています。
アントシアニンは、phによって、その色が変化し、phが酸性になるほど赤色に、アルカリ性になるほど青色になります。
朝顔の花は早朝にはアルカリ性になるので青い花が咲きますが、夕方には花の中のアントシアニンは酸性になっているので、ピンク色になっているんです。
朝の色と夕方の色とを見比べてみるのも楽しいですね♪
朝顔に酸性雨がかかることで、朝顔の花は酸性になり、青色からピンクになることもあります。
しかし、朝顔のアントシアニンは細胞内にあるので、自分で色の操作を行うのは難しいでしょう。
水やりの水を酸性、アルカリ性にしても花の色が変わるわけではありません。
また、朝顔の花は基本的に1つの株では同じ色の花しか咲かせることは出来ません。
変異体の朝顔で「染め分け」というものがあり、この種類のものは1つの株で2色の朝顔が咲くこともありますが、一般向けには販売されていません。
なので、いろいろな色の朝顔を楽しみたいときは、数株購入して種類を変えてみたり、朝と夕方の色の変化を楽しみましょう。
朝顔の色の種類はどんなのがあるの?
朝顔にはいろいろな種類の色がありますよね。
さらに、花に斑点がはいっていたり、淵が別の色だったりと、なん通りもの色の種類があるんです。
代表的な色といえば、青色、紫色、ピンク色、白色などになります。
実は、朝顔はこれらの花の色によっても、花言葉が違ってくるんです。
基本的な朝顔の花ことばは「愛情」「約束」です。
青色の朝顔は「短い愛」「儚い愛」
紫色の朝顔は「冷静」「平静」
白色の朝顔は「あふれる喜び」「固い絆」です。
朝顔の花が朝に咲いて夕方には閉じてしまい、短い時間で咲き終わってしまうことから青い朝顔の花言葉の「短い愛」「儚い愛」という花言葉がつけられたのです。
また、「約束」「固い絆」というのは、朝顔のつるが支柱にしっかりと絡みついている様子から由来しています。
朝顔にはいろいろな種類の色がありますが、それぞれの色には意味があるのも面白いですね。
品種によって咲く花の色は違い、中には黒や茶色、赤、ツートンカラーの朝顔もありますよ。
朝顔にはたくさんの品種がありますので、ぜひいろいろな品種を育ててみて下さいね。
まとめ
朝顔の花は、花びらの細胞の中にある「アントシアニン」によって色が変わります。
phが酸性であれば赤色、アルカリ性であれば青色になり、朝と夕方で色が変わるのもこのphの変化が影響しています。
しかし、自分で色を変えるのは難しく、1つの株からは同じ色の花しか咲きません。
朝顔の花の色は代表的なものは青、紫、白などですが、黒や茶色などの色もあります。
朝顔の花をいろいろと楽しみたい方は、ぜひ数種類の品種を育てて、それぞれの色を楽しみましょう。