春になると道端などでも見かけるようになるつくし。
最近ではつくしを食べられるということも知らない人が増えたのではないでしょうか。
そんな土筆をいまでも食べている地域はどこなのでしょう?
また、どんな栄養や効果があるのでしょうか。
今回は、春の山菜のひとつであるつくしについてご紹介したいと思います。
つくしの栄養は効果はどんなの?食べる地域はどこなの?
つくしには、意外にもたくさんの栄養が含まれています。
ビタミンB群、ビタミンE、カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅などの栄養が含まれています。
その中でもカリウムは、なんとほうれん草と同じくらい含まれています!
しかし、アルカロイドという毒素や無機ケイ素なども少量含んでいるため、心臓や腎臓に問題のある方は食べないようにしましょう。
ツクシには他にもむくみ解消や利尿作用などの嬉しい効果も期待できます。
薬として乾燥させ煎じたものもあるほどです。
もちろん食べ過ぎは体に良くないですが、適度な摂取はむくみを解消してくれるのでダイエットに効果的ですね。
つくしを食べる地域についてですが、ほとんどの地域の人が、つくしを食べたことがあるそうです。
しかし、北海道や東北ではあまり食べる習慣がありません。
最近でこそ食べなくなりましたが、昔は多くの地域で食べられていたんですね。
その辺に生えている土筆って汚いのでは!?食べれるの?
つくしといえば都会でも生えているのを見かけますが、これを食べるのは汚いのでは?
と思う人もいらっしゃいますよね。
しかし、路上に生えているつくしも山に生えているつくしも同じものなので、きちんと下準備をすれば食べることができます。
春に旬を迎えるつくしですが、特に5月のつくしが最も旬を迎えていて美味しいです。
つくしは同じ場所に集まって生えるので、ひとつ見つけたらその周辺にたくさん生えているはずです。
毎年同じ場所に生えるので、つくしを見つけた場所は覚えておくといいですよ(^^)
では、せっかくですので美味しい土筆の見分け方をご紹介したいと思います。
まず美味しいつくしの選び方ですが、育ちすぎているつくしは美味しくありません。
鞘と鞘の間が空いているものは、育ちすぎてしまったつくしです。
穂先が締まっていて、鞘同士が開いておらず、太いものを選びましょう。
次に重要な下ごしらえが、鞘を取り除くことです。
つくしの象徴ともいえる先端の鞘ですが、これは固くて食べることができません。
しっかりと取り除いておきましょう。
鞘を取り除くことができたら、汚れを水でしっかりと流し、沸騰したお湯で5分ほど茹でます。
白っぽい穂先が褐色に変化してきたら、お湯からザルにあげましょう。
これで、下ごしらえは完了です。
つくだ煮にしても良し、おひたしや卵とじにしても、つくしは美味しいですよ。
てんぷらにする場合は下ごしらえの茹でる工程は省き、そのまま衣を付けて揚げてください。
つくしを食べるものだと知らなかった方も、食べてみると美味しいので、ぜひ一度見つけたら摘んで調理してみてください。
まとめ
つくしにはビタミンやミネラルなどの、さまざまな栄養が含まれていてます。
その中でも特にカリウムは、ほうれん草と同じくらい豊富に含まれています。
しかし、少量の毒素も含まれているので、心臓、腎臓に病衣がある方は食べると危険です。
むくみ解消、利尿作用などの効果があり、薬としても使用されています。
都会で見かけるつくしも山に生えているものと同じなので、キレイに洗って下ごしらえをすれば、食べることができます。
最近では雑草のように思われがちなつくしですが、実は立派な山菜なんですよ~。
とても美味しくていろいろな調理法があるので、ぜひ試してみてくださいね。