自家中毒症。何か、病名からして嫌ですよね(T_T)
我が子(当時小学3年)が実際に自家中毒症になった経緯を、ありのままに書いております。
やった治療法や、考えられる原因等も記載しております。
1つの例として見て頂ければと思います
自家中毒症に子供がなってしまった!
娘にはっきりと異変が出たのは、小学3年生の5月の下旬の土曜日の晩御飯の時でした。
土曜日には家族揃ってテレビを見ながらの食事をするという、娘にとっては
とても楽しい日なのです。
ですが、その日の夕食時にしんどそうにして、ほとんど食事をせずに、お腹が痛いと言い出し
ました。
せっかくの土曜日の夕食なのに体調崩してかわいそうに・・・と思い、娘を横にさせると
そのまま眠ってしまいました。
そして、次の日。日中は元気にしていたのですが、やはり夕食時になると腹痛を訴えます。
日中は普通やったやん・・・と思いながらも、気になる私・・・
あまり夕食を食べずに、そのまま就寝。
そして、月曜日。起床した娘は、至って普通の様子です。朝ごはんも普通に食べます。
学校に行かせようかどうか迷いましたが、学校に行かせてまた腹痛が始まっても困るので、
念には念をと思い、小児科に連れて行く事にしました。
娘は、全然元気なのになんで~という様子。
小児科の診察時も、普通に元気そうな感じなので、小児科の先生も一応整腸剤のような薬を
出しておくね~という感じで、すぐに帰宅しました。
私も、ひとまずホッと安心しておりました。
ところが、夕方になるとやはり腹痛を訴えて、吐き気もしてきたようで、実際に何度か嘔吐するのです。
はやり夕食はほとんど食べたり飲んだりせず、腹痛と吐き気で本当に辛そうです。
これはヤバイ!と私もあせり、火曜日の朝にもまだ同じ小児科に連れて行くことにしました。
火曜日の朝食もまともに食べれません。水分を多少摂るのがやっとです。
小児科に着き、小児科の先生も少し気になり始めたようで、尿検査をするように言われました。
しかし、もともと娘はトイレが近いタイプではないうえに、水分もほとんど摂ってないので、
尿が出ないのです。尿が出ない事には、検査も出来ないので結局その日は、吐き気止めが
処方されました。腹痛と常に吐き気と嘔吐がある娘がとてもかわいそうでなりませんでした。
一体、原因は何なの!?私は不安で不安で仕方なかったです。
やはり、小児科から帰宅した後も、ずっと苦しそうにして、吐きそうになったら、
トイレに行く。それの繰り返しです。
そばで見ていて、代われるものなら代わってやりたいと本気で思いました。
お腹が相当痛いらしく、そばでずっと擦ってやってました。
吐き気がしてトイレに行く時も、フラフラと意識朦朧としているので、もちろん付いて行きます。
だんだんとトイレに行くのもしんどくなり、枕元にエチケット袋を置くようになりました。
吐けた時は少しスッとするらしく、しばらくは落ち着ていられるようです。
ほんとに家事をするどころじゃなかったです。
娘は一体、何の病気になってしまったのか!心配で心配でなりませんでした。
次の日の水曜日の朝も、やはり娘はぐったりです。
昨日出来なかった尿検査もしてもらいたかったので、朝からまた小児科に行きました。
何とか尿も出せたので、しばらくして結果が出ました。
先生・・・「検査の結果、自家中毒症になってるね。これが原因だ。」
どうやら、自家中毒症の度合いを示す数値もかなり高い数値のようです。
自家中毒症の説明もしてもらい、何故が私はホッとしたのを覚えています。
原因が分かったのですから。
そして、治療法もちゃんとあり、もちろん不治の病でもない。
それが分かっただけで、変な言い方ですが、随分と気が楽になりました。
早速、治療が始まります☆
これで、帰宅後は地獄のような時間を過ごさずに済む(T_T)・・・
自家中毒症の子供の治療法とは?
いよいよ治療が始まりました。
体内の水分や糖分等のバランスが大きく崩れているので、それを改善する為に
点滴をする事になりました。
どうやら1時間ほどかかるようです。
私だけならいいのですが、下の子もいましたので、時間をつぶすのに苦労しました。
ですが、腹痛と吐き気の原因が分かり、しかもちゃんとした病名を知り、
その治療を始めたので、安心感はありました。
娘も連日の疲れもあって、点滴の間はほとんど眠っておりました。
長い点滴が終わり、娘を起こしました。
私としましては、スッキリとした顔で起きてくる事を期待していたのですが、
娘は期待を裏切りどうもまだスッキリとはしていない様子。
でも、今までの疲れもあるし、急にピンピンにはならないだろうし・・・
そのうちに、点滴の効果もだんだん出てくるかな♪と思い帰宅しました。
先生も、これで大丈夫だと思うよ(^^)と言ってくれたし。
ですが、家に帰っても、娘はまだ腹痛と吐き気もあるようで、ずっと横になっています。
午後になっても、改善されません。
まだ地獄の1日を過ごさないといけないの!?そんなの絶対嫌!!
小児科の夕方の診察が始まる時間になっても、まだ娘はぐったりしています。
まだダメだ!!
また夕方から小児科に行きます。
先生も、もう一度点滴した方がいい!となりまして、本日2回目の点滴が・・・
また1時間ほどかかります。でも、さすがに次こそは効いてくれるはず!
そして、無事に点滴が終わりました。
寝ている娘を起こしましたが、やはり急に元気にはならない様子。
取りあえず、その日は帰宅しました。
家に帰った後も、一時の本当にひどい時と比べると多少はマシにはなってる感じですが、
まだまだ具合が悪く、それなりの腹痛の痛みと、吐き気があります。
私もだんだんと不安になってきました。
不安のまま夜が明け、次の日になりました。
朝になっても、娘はまだ具合が良くないのです。
もう誰か助けて~!!私の心は折れてしまいそうです。娘はもっとつらいでしょうが・・・
今さら病院を変えるのも、それはそれで不安だったので、また同じ小児科に行きました。
小児科の先生が、もう一度尿検査をするように言われたので、何とか尿を取り、結果待ち。
自家中毒症の数値が前回よりは下がってるものの、まだ高めとの事。
でも数値がまだ高いからこそ具合が悪いと分かったので、ある意味納得はしました。
先生も、予想以上に体内のバランスが崩れていたようだという事で、また点滴が始まりました。
もう3回目です。
下の子も付いてきておりましたが、時間を潰す為の用意はバッチリしてきております(^^)
点滴が始まりました。
娘も最初は横になっていたのですが、しばらくして何だか少しスッキリした
顔でベッドから起き上がって、点滴をしながら私と話をしたり、本を見たりし始めました。
小児科の先生もその様子を見て、もう大丈夫だね♪とニッコリしてくれました。
やっと点滴効いてきたぁ~~~(T_T)(T_T)(T_T)
ホントにホントに嬉しかったです。
娘のこんな顔を見るのは何日ぶりでしょう。
そして、帰り道の様子も今までとは全然違います。
その後は、どんどん調子も良くなり、食事も取れるようになりました。
もう大丈夫です。
長かった~~~!!!
自家中毒症に子供がなる原因は?
小児科の先生からの話では、自家中毒症になる原因は人それぞれ。
何かストレスが原因の事もあれば、風邪などの体調不良がきっかけになり発症する事もある。
統計的には、繊細なタイプの子供は自家中毒症になりやすいそうです。
ええ。娘、繊細なタイプです。さすが統計、合ってますよ。
現在、娘は4年生になりました。
自家中毒症は繰り返す事も多いと言われています。
だいたい2歳~10歳ぐらいまでが、よくなる年齢層で、大きくなるとだんだんと減ってくるそうです。
夕食をしないで寝たりするのも原因になるそうです。
こうして先生の話を聞いてみて、娘が自家中毒症になってしまった原因を私なりに考えてみました。
土曜日の夕方に腹痛を訴えてきた以前から、今思えば少し前から症状は始まっていたのです。
2年生の時は担任の先生も大好きで(若い女の先生)、何人かの仲のいい友達も一緒のクラスだったのです。
ですが、3年生になりベテランのおばさん先生(おっ、失礼・・・)になり、仲のいい友達とも離れて
しまったのです。3年生の始業式の日に、がっくり肩を落として帰って来た時から、繊細な娘にとって、
じりじりとストレスがかかり始めていたのでしょう。
ある5月の上旬、娘が近所の公園へ遊びに行ったかと思うと、途中で嘔吐したようで、近所のママさんが
心配して家まで送って来てくれたのです。ですが、その時にはもう娘はケロッとしていましたので、
たまたま体調が悪かったのだろと特に心配はしませんでした。
その後、数日して夕方になると、しんどそうにして早く寝ようとするのです。
体調が良くない時は寝るのが一番!と思い、夕食をせずに寝かせる事が時々始まりました。
でも朝になると普通なので、朝食も食べていつも通りに学校にも行きます。
こんな調子ですので、娘が体調が悪いという認識はあまりなかったのです。
ある日夕食を食べずに寝る事が2、3日続きました。
そして腹痛が始まりだしたのです。
今思えば、だいぶん前から兆候はあったのですね・・・
点滴をして回復した後は、空腹になったりすると自家中毒症のきっかけになる事があるそうで、
飴を食べると予防になると聞いたので、少ししんどそうな時は気分転換的にも飴を1つあげたりしました。
回復後に腹痛や吐き気の症状は出ていないのですが、1度だけおやつをいつも以上に食べた日が
ありまして、その時は急に吐いた事がありました。ですが、それは自家中毒からのものなのか、
胃もたれが原因なのかは分かりません。
4年になりクラス替えがありましたが、先生もいい方のようですし、お友達も何人か仲の良い子が
いますので、3年生の時のような落ち込みはなかったです。
今でも、少ししんどそうな時は気分転換&糖分補給にと飴をあげたりはしています。
私にとっても、もう子供の自家中毒症で苦しんでいる様子を見たくないので・・・
現在は、娘の様子に気を配りながら、お陰様で1年以上は再発する事無く元気に過ごせております(^^♪
まとめ
お子様が自家中毒症と診断されて、お母様はとても心配の事と思います。
ですが、必ず治る病気です。
実は娘が自家中毒症になった時に、周りのママさんたちに話をしたら、
「実は私も子供の頃、自家中毒になって吐いたりしていたから大変なの分かるよ~」とか言うママさんが、
2人もいたんです!しかも、その一人は私の中学からの親友だったのです(@_@)
その親友は特に体が弱い事もなく、いつも普通に元気にしていましたから、昔そんな事があったなんて、
ほんとにビックリしました。
でもその話を聞けたお陰で、昔はこんなのだった~なんて言えるようになるんだなと分かりました(^^)
今、お子さんの自家中毒症の事で大変心配してらっしゃるママさんも、どうが心配なさらずに、
前向きに過ごして頂けたらと思います☆彡
最後までお読み頂きありがとうございました