公園に行くと、たくさん落ちている松ぼっくり。
子供が大喜びで拾っているし、これを家に持ち帰って松ぼっくりのリースでも作ってみようかな?
と思った、そこのあなた!
松ぼっくりの中には、虫が入っていることがあるんですよ。
春を迎えて暖かくなってきた頃、手作りの松ぼっくりのリースから虫が出てきたら、かなり焦りますよね( ゚Д゚)
パニックを起こさないためにも、松ぼっくりを工作に使う場合は下処理をするのがおすすめですよ~。
松ぼっくりの虫の処理のやり方と保存方法ご紹介!
松ぼっくりは、地面に落ちているものを拾いますから、土やゴミなどが付着して汚れています。
工作に使う前に、土やゴミをしっかりと落としておくと、作品がきれいに仕上がりますので、使い古しの歯ブラシなどで払い落としておきましょう。
汚れを落としたら次は、松ぼっくりの虫対策を行いましょう。
いくつか方法がありますので、お好きな方法でやってみてくださいね。
最も簡単な方法が、松ぼっくりを冷凍庫に入れて冷凍する方法です。
まずは、キッチン用のジッパー付き保存袋や、ポリ袋の中に松ぼっくりを入れて、しっかりと密封します。
これを冷凍庫の中に入れて、3日間から1週間程度冷凍しておきます。
その後、袋から出して、広げた新聞紙の上で天日干しをして、よく乾燥させましょう。
この方法ですと、松ぼっくりの中にいる虫はそのまま死んでしまい、外に出てくることがありません。
虫の姿を見たくない方にはおすすめの方法ですよ~。
次に簡単な方法は、水につける方法です。
バケツに水をはって、その中に松ぼっくりを入れます。
松ぼっくりがしっかりと水につかるように、別なバケツや洗面器などを重し代わりに上に載せます。
一晩そのまま放置すると、松ぼっくりの中から虫が出てきて水に浮いてきます。
松ぼっくりは、水に濡れるとカサが閉じてしまいますが、乾燥させると元にもどります。
水から出したら、広げた新聞紙の上で天日干しをして、よく乾燥させてください。
少し面倒ですが、なべに入れて煮沸する方法もあります。
お料理には使わないような古いなべを用意して、お湯を沸かします。
沸騰したら松ぼっくりをなべの中に入れます。
そのまま、5分ほど煮沸し続けてください。
松ヤニが溶け出してアクのように出てきますので、キッチンペーパーなどで取り除いてください。
煮沸が終わったら、広げた新聞紙の上で天日干しをしてよく乾燥させてください。
煮沸に使ったなべは、松ヤニがついてベトベトになってしまいますから、普段お料理に使っているなべは使わないで下さいね。
松ぼっくりの数が10個程度の少量であれば、電子レンジで簡単に下処理することが出来ます。
電子レンジに松ヤニがつくといけないので、レンジ内部にクッキングペーパーなどを敷いておきます。
紙袋や、大き目の封筒に松ぼっくりを入れて、500~600wで松ぼっくり1個につき5~10秒加熱します。
(松ぼっくり10個で1分程度加熱するのがおすすめです)
焦げやすいため、加熱の際はレンジのそばから離れないように注意してください。
加熱の後は、粗熱がとれたら、広げた新聞紙の上でよく乾燥させてください。
4種類の下処理方法をご紹介しました。
いずれかお好きな方法で下処理をした後は、ニスを塗っておくと再び虫が入ったり、死んだまま中に入っている虫が出てくる心配がありません。
スプレータイプのニスをまんべんなく塗布したら、しっかりとニスを乾かしてください。
色付けをする際は、色付けが終わった後でしっかり乾いてからニスを塗布してくださいね。
下処理した松ぼっくりを、もしもすぐに使わない場合は、新聞紙で包んだり、箱に入れたりして保存するといいですよ。
もしあれば、乾燥剤を一緒に入れておくと完璧です!
松ぼっくりにつく虫って何なの!?
一体、松ぼっくりにつく虫はどんな虫なのでしょう?
大抵の場合は、ガの幼虫が多いです。
松の葉や、新芽の根元に産み付けられたガの卵は、孵化して幼虫となります。
まだ若い緑色の松ぼっくりのカサの内側や、松ぼっくりの内部に入り込んで、エサとして食べながら、そのまま繭を作って冬を越すのです。
できれば虫に会いたくないですが、自然にあるものなので仕方がないですね(^^;)
まとめ
松ぼっくりの下処理の仕方などについてご紹介しました。
面倒ですが、きちんと下処理をしてから製作にとりかかると、色付けや接着の際にきれいに仕上げることが出来ますよ~。
これで安心して、松ぼっくりでクリスマスのリースやオーナメント作りができますね♪