夏休みの宿題の目玉!?ともなる読書感想文。
本好きのお子さんや、文章を書くのが好きなお子さんなら、
低学年であっても自分でそれなりの感想文が書けます。
しかし、本を読むのも嫌い。文章を書くのも嫌い。
そもそも、鉛筆を持つのも嫌い・・・
そんなお子さんの場合は、親としてはホントに困ってしまいますね(:_;)
そんなお悩みのお役に立てればと思います(^^♪
読書感想文を低学年の子供がする時に一番大切な事
小学校によっても違いがありますが、1年生から読書感想文の宿題が
夏休みの宿題として出るところがあります。
平仮名を書くだけでもやっとなのに、本を読んで感じた事を文章にして、
原稿用紙にまとめる。
これ、1年生や2年生ではかなり難しいです。
3年生でも苦手なお子さんはたくさんいることでしょう。
ですので、まず低学年の読書感想文は親が手伝って当然!と思いましょう。
普通の勉強だって子供が分からない時は、
親が家で教えているのですから。
読書感想文だって子供がやり方が分からない時は、
親が教えてあげるべきです。
手伝う事にマイナスのイメージを持つのをまずやめましょう。
そしてもっと大切な事は、お子さんが「本を読む事は楽しいなぁ」と思ってくれる事ではないでしょうか?
読書感想文が上手に書ける事よりも、
本を読むことは楽しいことだなぁと気づけば、
その子にとって一生の財産になります。
ですので、「先生に褒められる様に上手に書く」という思いは捨てましょう。
親が手助けをするのはもちろんいいですが、
読書感想文がうまく書けないお子さんを叱ったり、
バカにしたりするのは、本を読む事自体も嫌いになってしまいます。
親から見たら、もっとこう書いたら先生からの評価も上がるのに~等は
心の中にグッとしまっておきましょう(^^)
読書感想文は、その子が思った素直な気持ちを書けば十分なのです。
どれが正解でどれが間違いなんてありません。
心を軽くして、「本を楽しめたらそれで100点」ぐらいの気持ちで、お子さんと読書感想文に取り組んで下さい(^^♪
読書感想文を書く為の低学年の本選び
本選びも、親としましてはついつい推薦図書の本等を選びがちです。
推薦されてるような立派な本だから、
子供に読んでほしいという気持ちからでしょう。
しかし、「読書」と言うものは、文字を読んでその文字から
場面や意味がイメージ出来ないと、意味がだんだんと分からくなってきます。
すると楽しくなくなってきますから、
1冊を読み切る事が出来なくなるのです。
そりゃそうです。
意味も分からずただ文字の音だけを拾って読んでいて
楽しいはずがありません。
話はそれますが、小学校の毎日の定番宿題の音読も注意しましょう。
あれは、何度も何度も同じ文章を読ませますので、
だんだんと暗記のようにスムーズな感じになり、
聞いている側はとっても上手に読んでいるので、
子供自身も内容もしっかりと感じれていると錯覚します。
ですが、子供の頭の中は単に文字の発音を意味なく追う癖が
付きやすいので気を付けて下さい。
上手にうまく発音して文章を読むのと、
しっかりと意味をとらえて感じ取れるのは全く違います。
くれぐれも「本読み上手の本嫌い」にならないようにしましょう。
これを防止するには、毎日の音読の宿題の代わりに、
自分の家にある本を1ページしっかりと味わいながら音読させるといいでしょう。
そうすれば、文章を読む時に文字の発音だけを追う読み方を
しなくなります。
ですが、学校から出ている宿題ぐらいはきっちりさせないと、
みんなから遅れをとる!
と思う親御さんも多いでしょうから、きっちりと毎日本読みに
取り組んでいるご家庭も多いでしょうね・・・
すみません、話を元に戻しますね(^^)
読書感想文に選ぶ本は、必ずお子さんが気に入った物にします。
その気に入った物が、親から見れば幼い感じがしても、
「本を読むことは楽しいなぁ~」が
一番の大本命ですので、お子さんに選ばせてあげましょう。
8月の終わりの方になって、読書感想文の宿題に取り掛かると、
どうしても焦ってしまて、親もイライラしがならの手伝いになってしまいますので、
夏休みに入ったら出来るだけ早く本を選んでしまいしょう。
早めに取り掛かれば、気に入った本がなくても、
別の本屋さんに行ってみたり、図書館で借りたりもできますので、
余裕を持って取り組めますのでお勧めです。
どうしてもお子さんが選びきれない時は、
お子さんの趣味に合わせてお母さんが選んであげてもいいですが、
あまり文章の長い物は選ばず、会話が多いめの物を選ぶと読みやすいです。
絵がたくさんある物の方がイメージのきっかけになります。
これだったら、うちの子でも読めそうだわ~と思う物を選びましょう。
背伸びをして、難しめの物を選ぶとNGです。
読書感想文の低学年のお子さんの書き方
まず、書こうと思ったら、読まないといけません(^^)
読書の好きでないお子さんの場合だったら、
夏休みの間に急に読書好きにするのは難しいので、
読む事自体も嫌がってしまう場合は、お母さんが読んであげましょう。
低学年の場合は、字を読むこと自体にまだ慣れていませんので、
字を読むのに精一杯で、それにパワーを使ってしまい、
肝心のイメージにする方までパワーが残りません。
ですので、低年ぐらいまでは、自分で読むよりも読んでもらう方が、
難し目の本を楽しめるのです。
もし、お子さんが読むを嫌がるようなら、
お母さんが喜んで読んであげましょう(^^♪
次に書き方ですが、本を読んだ後に、
「さ、読んだ感想自由に書いてみて~」と言っても、
おそらく無理でしょう。
インタビュー形式でお子さんに色々と聞いてあげて、
それをお母さんが紙にメモっていきます。
例 親「○○は、どうしてたくさんの本の中からこの本を選んだの?」
子「なんか、面白そうだったから」・・・おそらくこのように短い言葉で言うと思います。
親「そうなんだ♪確かに、何だか楽しそうな絵だもんね。動物がたくさん書いてあるから?」
子「違う。お菓子の絵が書いてあって、美味しそうだったから。」・・・いい調子です。
親「確かに○○は、お菓子好きだもんね♪でも、○○の大好きなチョコレートの絵は書いてないよ?」
子「書いてないけど、このカステラみたいなやつがすごい美味しそう。食べたいな~。
今日のおやつカステラにしてよ♪」・・・十分に読書感想文に書ける感想です。
親「うん。いいよ。じゃあ、後でスーパーに買いに行こうか(^^♪」
この会話を、お母さんが紙にまとめます。
まとめると言っても、あまり上手にまとまてしまうと
お子さんの書く練習になりませんので、
簡単にまとめます。
<この本を選んだのは?>
表紙のお菓子の絵がとても美味しそうだったから。
○○はチョコレートが大好きで、そのチョコレートの絵はなかったけれど、
カステラがすごく美味しそうで、すぐにでも食べたくなった。
スーパーに買いに行っておやつにした。
この内容を、お子さんに文章にしてもらいます。
文章・・・「僕は、この本をお母さんと一緒に本屋さんで見つけました。
いっぱい本があって迷ったけれど、この本にしました。
表紙にたくさんのお菓子が書いてあったから、読みたくなりました。
僕はチョコレートが大好きだけど、チョコレートの絵はなかったです。
でも本に書いてあったカステラの絵を見て、すごく食べたくなって、お母さんと一緒に
カステラを買いに行きました。 そのぐらい、美味しそうに見えました。」
例 親「○○は、この本の中でどの場面が一番好き?」
子「竜が出てくるところ」
親「竜が出てきて、どんな気持ちがした?」
子「すんごい、ビックリした!食べられちゃいそうだから」
親「主人公の△も、ビックリしたかな?」
子「ビックリしたと思うけど、逃げなかったからすごいよ!」
親「○○なら逃げる?」
子「そりゃ、逃げるよ!?あんな大きな口してるから、絶対に勝てないよ」
親「どうやったら、○○でも勝てるかな?」
子「竜が寝るまで待つかな?」
親「寝てる時にやっつけるんだね(^^)いいアイデアじゃん」
子「△も、そうすれば怪我をせずに済んだのに!」
文章・・・「僕が一番好きなところは、竜が出てくるところです。
竜が出てくるところはビックリして、怖かったけど、一番好きなところです。
とっても、ドキドキして、△がどうなってしまうのか心配でした。
△は、食べられてしまうと思いました。
でも、大きな口の竜なのに、△は逃げなかったので、すごいなぁと思いました。
かっこいいなぁと思いました。
僕なら絶対に逃げると思います。でも僕もみんなの為に竜をやっつけたいので、
僕だったら竜が寝るのを待って退治します。
その方法なら僕にも出来そうです。僕の考えた方法だったら、△も怪我をせずに
済んだと思うので、△に教えてあげたかったです。
そして、僕も竜を退治してみんなに喜んでもらえたら、とっても嬉しいだろうと
思います。」
後は、内容によって「一番悲しかった場面」や「嫌いな場面」等を
インタビューしましょう。
実際に文章にする時には、文章的にあきらかにおかしいところ以外は、
出来る限りお子さんの書きたいように書かせてあげましょう。
文章の組み立てを親が手伝てあげてもいいですが、
お子さんが感じてない事まで、色気を出して書かないようにしましょう。
手をたくさん加えてそのお陰で、作品が入賞してしまっても
親にとっても子供にとっても後味が悪くなるので、
くれぐれもお気を付け下さい。
まとめ
少々、文章的に変だったり、そんな事思ったの?と感じても、
出来る限り、お子さんの素直な気持ちを書かせてあげましょう。
そうする事で、読書感想文は自分の思った事を書いていいんだ♪
本を読むのもなかなか楽しいな♪と思ってくれます。
すると、来年からはどんどんスムーズに書けるようになっていくでしょう。
「本を読むのは楽しいな~♪」これを体験させてあげれれば、親としては大万歳です(^^♪