子供が弱視で眼鏡をかけないといけなくなった!!
親にとって、かなりショッキングですよね・・・
そんなお母さんお父さんに向けて、経験者だからこその
エールを送りたいと思います。
弱視と診断されてしまった我が子?
我が子(娘)のこれまでの道のりを書かせて頂きますね。
始まりは3歳児検診でした。
私の住んでいる地域では、3歳児検診が近づくと問診票みたいな物が
送られてきて、家で簡単出来る目の検査や耳の検査をやってから
後日検診施設へ行きます。
今思えばここから始まっていたのです。
検査表に小さなマークが書いてあって、少し離れた距離からそれを
見て、子供が何のマークか答えます。
しょせん3歳児なんて集中して出来ませんから、最初の大きめのマークなら
答えましたが、小さくなるともう集中力も切れて、ニヤニヤと首をかしげます。
も~、しっかり見れば見えるのに、ふざけちゃって~・・・
娘は、日常生活で普通に遠くの物を見てそれについて私と会話をしてましたので、
全然気にしていませんでした。
そして、3歳児検診の日がやって来ました。
色々と検査を順番にやっていきました。
目の検査の所では、イスに座って機械の中を覗き込んで、視力の数値を測って
もらいました。
係りの方から、「乱視がきついですねぇ~。一度眼科に行って詳しく調べて
もらって下さい。後で、紙をお渡ししますね~。はい、次の方~ 」
・
・
・
嘘でしょ?(^o^)
娘、遠くも近くも良く見えてますし!(^o^)
と自分に言い聞かせながらも、憂鬱な気持ちで再検査の紙を持って帰りました。
その数日後、近所の眼科に早速検査をしに行きました。
「娘さん、大丈夫ですよ♪3歳児検診の時、ちゃんと検査出来てなかったんですね(^^)」
と言ってもらう為に・・・
弱視で子供が眼鏡をかける事になった!
近所の眼科でも、機械で目の視力の度数を測ったり、実際にどのぐらい見えているかの
検査を詳しくして頂きました。
結果は・・・
先生「乱視性の弱視ですね。乱視がきつくて裸眼では0.6ぐらいしか見えていませんね。
今のうちから眼鏡をかけて、1.0ぐらい見える状態をちゃんと頭に認識させないと、
大きくなってから眼鏡をかけてもはっきりと物を見る事が出来なくなりますよ。」
私「・・・乱視って、眼鏡をかけているうちにだんだん良くなって、治ったら眼鏡かけなくても
良くなるんですか?」
先生「眼鏡をかけたからと言って、乱視が治ってしまうとかはないですね。」
私「この子、小さい頃から本が好きで、本をよく読んだりしてたからとか、・・・
部屋の電気が暗めだったからとか、・・・姿勢が良くない状態で絵を描いていたとか・・・」
「私がもっと注意していればこの子は乱視にならなくて済んだんですか!?」
先生「乱視はもって生まれた目の状態だから、お母さんの責任ではないですよ」
。。。_| ̄|○
眼科の帰り道、いつも見ていた風景が私にとっては何だか違って見えました。
この風景も娘には少しぶれて見えてるのでしょうが、娘にとってはこれがいつも見えてる
世界なのです。
まだ3歳の小さな娘が眼鏡をかけないといけないという現実を受け入れたくなかったです。
でもこれからの娘の将来を考えると、きちんと矯正してしっかりと見える状態を
頭に覚えてもらわないといけません。
「これが娘の将来のため!」と腹をくくりました。
眼鏡を実際にかけるまでには、まだまだ詳しい度数検査をしていく予定だったし、度数が
決まっても眼鏡屋さんに行って、注文して~となるとまだまだ日にちがありましたので、
娘が少しでも、眼鏡に対するイメージを良くしようと工夫しました。
まず、母親の私が眼鏡をかける事にしました。
私は普段はコンタクトレンズだったのですが、眼鏡に変えました。
母親の私が眼鏡をいつもしているというのは、娘にとって眼鏡を身近に感じる事が一番出来る
方法だと思ったからです。
そして、本やテレビで眼鏡をかけているキャラクターがいればすかさず、
「眼鏡かけてて、おしゃれだね~」とか、「このキャラクター眼鏡がすごい似合ってるね~」
とか、「眼鏡かけてると、お姉さんぽく見えるね~」とか言いながら、娘をじわじわと
洗脳していきました(^^)
娘に眼鏡をかけないといけなくなった事を伝える時にも、
「○○ちゃんは、眼鏡をかけないとダメなの。」と言うのではなく
「○○ちゃんの目はお母さんと一緒で、眼鏡をかけた方が良く見えて便利になるんだって~。」
と伝えました。深刻な雰囲気で言うのではなく、全然大した事じゃないよ~という感じで。
(私にとっちゃ~、大した事ですけどね)
そのかいあってか、娘は眼鏡を全然嫌がりませんでした。
眼鏡をかけてる娘も、何だかとっても可愛いです(親バカです。はい。)
こうして娘は幼稚園に通う前から眼鏡をかけだした訳ですが、当時幼稚園で同じ学年(60人ほど)で
眼鏡をかけているのは、娘を入れて3人だけでした。
もうその頃には、娘の眼鏡姿もあたり前になっていましたが、3人しか眼鏡をかけている子がいなかった
ので、やっぱり幼稚園の頃から眼鏡をかけてる子は少ないな~と思いました。
弱視の子供が眼鏡をかけ今現在は・・・
そんな娘も現在は小学4年生になりました。早いものです。
今のクラスは30人いるのですが、女子はその半分ぐらいなので15人ほどです。
その15人ほどの中で、眼鏡をかけているのは娘を入れて、6人です。
女子の3分の1は眼鏡をかけている事になります。
娘が小さかった頃は、周りにあまり眼鏡の子がいなかったので、何となくかわいそう
に感じていたのですが、今となっちゃ~眼鏡なんてめずらしくとも何ともないですよ(^^)
まとめ
小さな我が子が眼鏡をかける事になった、お父さん、お母さん。
ショックですよね・・・
今はまだ、現実を受け入れられないかもしれませんが、
眼鏡をかけた我が子をしっかりと見つめてあげて下さい。
そうすれば、眼鏡をかけていても可愛い我が子には違いないと
教えてくれますよ(*´▽`*)