水いぼにかかってしまったら、
保育園や幼稚園でのプールは禁止に
なって入れないの!?
プール遊びが大好きなお子さんが
水イボのせいで見学になってしまう
のはかわいそうですよね(^^;)
そんな水いぼに関する疑問や
園に伝える時のポイントを
ご紹介させて頂きます♪
水いぼになるとプール禁止で入れない?
まず水いぼ(伝染性軟属腫・でんせんせいなんぞくしゅ)は
人にうつるのか?ですが、
うつります。
ポックスウイルスという名前のウイルスによって
感染する良性のいぼです。
水いぼの中に入っているウイルスを介して
人にうつります。
ですが、インフルエンザ等と違い、
すごい感染力という訳ではありませんし、
水いぼになったからと言って、
命に係わることもないのです。
そして1度かかって、免疫が出来上がって
しまうと、もう水いぼにかかる事はないのです。
治療法も色々とあり、ピンセットとつまみ取る
方法や、液体窒素で焼く方法や、漢方薬を服用
する方法や、自然治癒を待つ方法等があります。
しかし水いぼは完治するまでに、個人差はある
ものの、半年ぐらは最低かかる場合が多いです。
長い方だと1年以上かかる場合もあります。
ですので、水いぼが完治する間、
保育園や幼稚園を欠席していたら、
ほぼ退園したような状況に
なってしまいます(^^;)
ですので水いぼになったからといって、
園を欠席する必要はないです。
では、夏場の水遊びやプールは参加できるので
しょうか?
6月ごろになると園では水遊びやプールが
始まります。
厳しい暑さの中、水遊びやプールは子供たちに
とっては、とても楽しい行事の一つです。
大切な思い出なのです。
それなのに、水いぼになった子は夏の暑い間、
楽しそうにプールで遊ぶお友達をうらやましく
眺めておかなければいけないのでしょうか?
それはあまりにもかわいそうです。
水いぼは年中かかる病気ですので、
夏場のプールだけを必死で回避したところで、
あまり意味はないのです。
確かにプールに入るには、水着にならないと
いけません。
水着になるという事は必然的に、肌の露出が
増える機会が多くなるので、水いぼがうつったり
うつされたりの機会は多くはなります。
多くはなりますが、保育園や幼稚園では、
プール以外にも身体測定でパンツ1枚になったり、
服が汚れた時等にも着替えがあったり、
夏になれば半袖半ズボン姿で、子供同士で
手を繋いだり、体を寄せ合って遊んだりするのです。
そんな機会にもうつる可能性がある訳ですから、
プールだけを禁止したところであまり意味が
ないのではないでしょうか?
そういった事からも、平成24年の11月には
厚生労働省から
「保育所における感染症対策ガイドライン」として
P.55にこのような発表がされております↓
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku02.pdf
【保育所において留意すべき項目】
の部分に記載されておりますように、
●プールの水を介して感染はしない。
●ビート板や浮き輪やタオル等の 共用は避ける。
●プールの後はシャワーで体をよく流す。
とあります。
決してプールを禁止にはしていない。
禁止にはしないが、注意事項は守って
入るようにしましょう!ということです。
そして平成27年の5月には、
日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会・日本皮膚科学会
からも、水いぼに関して保育園等の先生方へ向けて、
このような発表がされております↓
http://www.jocd.org/pdf/20130524_01.pdf
●プールに入っても構いません。
と明記してあります(^^)
ただし、厚生労働省からの発表と同じく
注意事項が記載されていますので、
それらの点は気を付けてプールに
入りましょう!ということです。
このように公の機関からは、
心強い発表がされておりますが、
では実際の現場である保育園や幼稚園で
どうなのでしょうか?
その点について次章よりご紹介させて
頂きますm(_ _)m
水いぼでもプールには入れるかは保育園次第?
まず、水いぼになったら園の方には絶対に
伝えなければいけないのか?
水いぼにかかっても欠席対象になる
病気ではありませんので、
水いぼになったからと言って、
園に必ず報告しないといけない訳では
ありません。
(園の方から、事前に報告するよう
言われていれば別ですが)
水いぼと病院で診断されても、
病院側から登園もプール参加も問題ないよ~と
伝えられていれば、ママさんによっては
別に園に報告する必要もないか・・・判断する
方もいらっしゃるでしょう。
体に関することは、医師が一番の権力を
持っている訳ですからね。
特に水いぼの出ている範囲がわきの下等の
一部分だけだったりした場合や、
子供の自身も痒がったりしていないのなら
なおさら、園にわざわざ報告するほどでも
ないかな~と思う親御さんもいらっしゃる
はずです。
ですが、後々のトラブルがないようにしたい場合は、
先に言っておく方が懸命です。
別に報告する必要はない!と判断して、報告しなかった
場合に、後で園側から
「水いぼになっているのなら、一言
連絡しておいてほしかった・・・」等と
言われるのは嫌ですよね(^^;)
ではどうするか?
病院に行って、水いぼと診断されて、
別にプールに入ってもいいと言われた後の
行動です。
言い方がポイントです。
出来れば担任ではなく園長先生に
「実は息子の体に湿疹みたいなのがあって、
病院に診察に行ったら、水いぼだって
診断されたので、プールとかは参加しても
いいのですか?と先生に聞いてみたら、
数年前から厚生労働省や皮膚科学会でも
水いぼでもプールに入ってもいいと発表されてるみたい
ですし、かかりつけの先生からもプールに入ってもいいですよ~と
言われたんですが、
一応報告はさせて頂こうと思いまして(^^)
念の為にラッシュガードを着させようと
思ってますので、どうぞ宜しくお願い致しま~す(^^)」
と、サラッと医者からも国からも禁止されて
いませんよ!大丈夫でしょ!!
と自信を持って、なおかつ和やかな雰囲気で伝えるのが
ポイントです。
間違っても、
「どうやら、息子が水いぼになってしまって・・・
人にうつる事もある病気みたいなので、出来れば
プールは参加しない方がいいですよね~?・・・」
こんな聞き方をすれば、
園長先生も
「そうですね~。人にうつる可能性があるのならば、
参加しない方がベストですよね~。」
となってしまう可能性が高くなります。
そう言われてしまったら終わりです。
ですので、園側に報告する時には、
しっかりと「伝え方」に気を付けて下さい。
なぜ担任ではなく園長先生の方がお勧めか?
ついつい話しやすい担任の先生に、報告してしまいそうに
なりますが、要注意です。
担任の先生に報告して、その場で
「水いぼでもプールOKですよ~♪」と返事を
もらえるような認識が、園内で確立されていれば
いいのですが、もし担任の先生が
「ちょっと園長先生に確認して参ります」と
なった場合は危険信号です。
貴方が絶妙な伝え方を担任の先生に出来たとしても、
担任の先生が園長先生に確認する時に
「園長先生・・・
○○君が水いぼになってしまったみたいなんですけど、
確か水いぼって人にうつるんですよね~?
プールは出来れば控えてもらった方がいいですよね?」
等と報告してしまったら、雲行きがあやしくなります。
ですので、担任の先生に報告する場合は、
最初から園長先生にOKをもらった上で、
事後報告するようにしましょう。
(ややこしいタイプの担任の先生なら、
園長先生の許可だけでもいいでしょう。
園長先生はその園の一番の権限がある訳ですから。
園長先生から許可を頂ければ、こっちのものです(^^))
しかし園側も前章で紹介させて頂いた
公の機関からの発表を知っているが、
それでもよりリスクを回避する為に
【水いぼがあるうちは我が園ではプール禁止】
としている場合には、残念ですがそれに従う方が
良いのではないでしょうか。
ここで反発して、
「でも医者は大丈夫って言っていたんですよ!」
「園長先生は、医者よりも病気について詳しいの
ですか!?」
等と言って、何とか強引にプールに参加させて
もらえることになっても、今後の先生との関係や
もし周りに水いぼのお友達が増えたしまった場合、
何とも後味が悪すぎます(^^;)
変な噂が保育園で広まっても親子共々嫌ですので・・・
例えば「あそこの奥さん、園からプールは控えて
ほしいって言われたのに強引にプール参加した
みたいよ!」
「きっと○○ちゃんの水いぼも、あそこの奥さんとこの
子供からうつったんだわ~。非常識よね~!」とか
言われて、後ろ指をさされても気分悪いですので(^^;)
ですので、しっかりと伝えたにも関わらず、
それでも園から「控えてほしい」と言われたら
それに従う事をお勧めします。
水いぼの自然治癒の方法を選んだ場合で、
園側からも控えてほしいと言われた場合は、
プールの参加は今回は諦めるか、あるいは
水いぼを、摘み取ってしまえばおそらく
園側もOKなので、水いぼの数が少ないようなら、
非常に痛みを伴いますが、水いぼを取って
しまう方法も検討してみてもいいでしょう。
※水いぼを取ってしまえば、プールに入れるかも
必ず確認しておきましょう。
まとめ
子供たちにとって、夏の暑い日に水遊びをしたり
プールに入ったりする事は、とても楽しいものです。
ミズイボにかかってしまった場合は、しっかりと
園側にも言うべき事を伝えて、みんなが楽しく気持ちよく
夏の行事を楽しめるようにしたいですね☆彡
最後までお読み頂きありがとうございました。