ウイルス性胃腸炎に小さなお子さんが罹ってしまうと、
突然やってくる吐き気に対応できずに、布団の上で
嘔吐してしまう事も多いです。
布団におう吐してしまった場合の手順と、今後の為の
テクニックをご紹介致します。
ノロウイルスで子供が布団に嘔吐!!
お子さんの急な嘔吐に、ママさんもパニックになってしまい
そうになりますが、まずは落ち着きましょう。
焦ったところで、罹ってしまったのはどうしようもありません。
むしろ、体内のウイルスを出す為の大切な体の反応なんだ!と
受け止めましょう。
そして、家庭内の二次感染を防ぐ為のまずは消毒液の準備をしましょう。
消毒液の準備が分からない場合は、こちらの記事をご参考になって
下さい。
ノロウイルス消毒液のハイターでの作り方!濃度や時間の注意点とは?
ノロウイルスで嘔吐した時の処理の仕方とは?
吐物や吐物で汚れた物を処理する時には、必ずマスクとゴム手袋と
エプロンを着用しましょう。
マスクは使い捨てのマスクにしましょう。
普通の布のマスクだと、またそれを消毒する手間がかかってしまいます。
ゴム手袋は、もしあるのならば使い捨てがベストですが、ない場合は
使用後に消毒液をかければいいだけです。
次にエプロンですが、普段使っているエプロンを使用してしまうと、
後の消毒が面倒です。
おすすめの方法は、ゴミ袋(45L)に頭を腕を出せる穴をハサミで開けて、
それを被って処理すれば後は捨てるだけなので、楽です。
服装の準備が整ったら、キッチンペーパー等で布団や枕に付いた吐物を
取り除いていきます。
広がらないように周りから囲むようにして、出来るだけ吐物を拭き切ります。
吐物を包んだキッチンペーパーは、速やかにゴミ袋に入れて0.1%の消毒液
を上から振りかけてから、ゴミ袋の口をしっかりと結びましょう。
ごみ袋は2重にしておくとより安心です。
次は、布団カバーの処理です。
吐物をふきとったとしても、付いてしまったウイルスを不活化させなければ
いけません。
まずは、お風呂場や手洗い場で汚れた部分を流水で洗い流しましょう。
その後の消毒の仕方は2種類あります。
0,02%の消毒液に30分以上浸すか、高温消毒です。
まずは、消毒液の方法です。
カバーが浸せるぐらいの大きさの洗面器やバケツ等の容器のなかに、
0,02%の消毒液を入れて、その中にカバーを浸け置きします。
30分以上浸ければ消毒が終了します。
浸し終わった後は、再び流水で洗いながして、その後はいつも通りに洗濯機で
洗いましょう。
汚染されていない洗濯物とは別に洗いましょう。
高温消毒の場合は、85度~90度で90秒以上の熱消毒が必要です。
熱湯を準備して、汚染部分を容器に入れて熱湯に浸します。
温度が低いとウイルスが不活化しませんので、お湯をつぎ足したりして、
温度が下がらないようにしましょう。
火傷には十分にお気を付け下さい。
その後は、いつも通りに洗濯機で洗いましょう。(他の洗濯物とは別に)
次は、カバーを外した後の布団自体の消毒方法です。
洗濯機で洗えるタイプの布団の場合は、汚染部分を先程のように消毒液に浸すか、
熱湯消毒をしましょう。
そして、洗濯機でいつも通り洗濯します。
では、洗えないタイプの布団や敷布団はどうすればいいでしょうか?
まずはしっかりと、濡れたタオルなどで押さえ拭きをして汚れをとりのぞきます。
おそらくうっすらと汚れは残っているはずですが・・・
汚れた見た目も気にはなりますが、ここで大切なのは見た目の汚れよりも、
ウイルスを不活化させることです。
布団等の大物を消毒するのに便利なのが、スチームアイロンを使用します。
スチームの熱でノロウイルスを不活化させるのです。
熱での不活化になりますので、85度~90度で90秒以上が目安です。
吐物の量や染み込み具合により、状況が変わってきますので、最低でも90秒以上は
しっかりと蒸気をあてましょう。
生地に直にアイロンを長時間あて続けると、焦げたり生地の変質の原因になりますので、
生地からは少し離してアイロンをあてましょう。
(※お使いの布団によって、状況を見ながらおやりになって下さい。)
十分に高温の蒸気をあてれた後は、しっかりと天日に干したりして乾燥させましょう。
今後のノロウイルス対策の為に!
前章では、洗濯機で洗えないタイプの消毒方法をご紹介させて頂きました。
ウイルス自体は、スチームの熱で消毒出来たとしても、吐物で汚れたしまったシミは
落とす事が出来ません。
嘔吐によって残ってしまうシミは、やはり気分的にも気持ちのいい物ではありません。
ですので、今後はお子さんがノロウイルスに罹った場合はまずは布団が汚れないための予防を
しなければいけません。
小さなお子さんの場合は、急な吐き気に耐えられませんので布団の上であろうが、
どこであろうが嘔吐してしまします。
ノロウイルス等のウイルス性胃腸炎の場合は、2~3日ぐらいで吐き気も治まってきます
ので、吐き気が治まるまでは、敷布団には吐物が浸水しないための保護をしておきます。
ご家庭にある物でしたら、大きめのレジャーシートやゴミ袋がよいでしょう。
ゴミ袋なら気軽に処分できるので、お勧めです。
敷布団の大きさに合わせて、敷布団の表面をおおいましょう。
裏面は覆わなくても大丈夫です。
ずれるのが気になる場合は、裏面まで少しかかるようにかぶせて、ガムテープで
軽く止めてもよいでしょう。
そして、そのゴミ袋の上から布団シーツをかぶせましょう。
一番楽な方法は、お子さんの罹患中は処分してもよい大きめのバスタオル等で敷布団を
カバーしておくと、もし嘔吐してもそれごと処分すればいいですね。
掛け布団も、洗えるタイプの上掛け布団や毛布やタオルケットにしましょう。
枕の対策も同じです。
枕もゴミ袋でカバーをして、その上から捨てても良いタオルでおおいましょう。
今回、ノロウイルス等で布団が汚れてしまったのを機会に、家庭で洗えるタイプの布団を
購入するきっかけにしてもいいと思います。
ノロウイルス等の胃腸炎は、シーズン中に何度か罹ってしまう事もあります。
小さなお子さんの場合は、風邪で咳がひどい場合なども、布団の上で嘔吐してしまう
事も多いです。
そして、最近ではアレルギー体質のお子さんも増えてきましたので、ホコリやダニ対策
としてご家庭で布団を自宅で気軽に洗えるというのは、とても大切な事です。
今回の件をきっかけに、洗えるタイプの布団に変えてみるのもいいかもしれませんね。
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まとめ
お子さんや家族がウイルス性胃腸炎に罹ってしまうと、パニックになってしまいがちですが、
2~3日もすれば落ち着いてくることがほとんどです。
慌てずに、しっかりと二次感染のしない為の対策をするようにしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。