ノロウイルスの塩素消毒で漂白されるのは嫌!塩素以外で簡単な方法とは?

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ノロウイルスやロタウイルス等に感染してしまい、服やカーペットに嘔吐して

汚してしまった!

それを消毒するのに塩素(次亜塩素酸ナトリウム)が効果があると言うけれど、

それだと漂白されて色落ちしちゃうんじゃないの!?

そんなの嫌(T_T)

と、お悩みの方のお役に立たせて頂きますm(_ _)m

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ノロウィルスを塩素消毒すると服が漂白される?

ノロウイルスやロタウイルス等のウイルス性胃腸炎に罹ってしまうと、

突然の吐き気が襲ってきますので、特に小さなお子さんの場合だと所かまわず

嘔吐してしまいます。

しかも大抵、大量にします(^^;)

ついついパニックになってしまって、慌てて処理をしたくなりますが、必ず

マスク・ゴム手袋・エプロンを着用しましょう。

マスクは使い捨ての物がいいですし、ゴム手袋も使い捨ての物があれば便利ですが、

ない場合が多いでしょうから、使用後はしっかりと消毒しましょう。

エプロンも使用後には消毒となるので、やはり面倒です。

ですので、お勧めの方法はゴミ袋を頭と腕が出る穴を開けて、それをかぶって

作業するとよいでしょう。

ごみ袋なら、使用後にすぐに処分できます。

汚れてしまった洋服が、あまり好きな洋服ではなかったり、かなり着古している

ような場合は、処分するのがやはり一番です。

吐物や便には、大量のウィルスが混入しておりますので、汚れを拭いたり洗ったり

している間に、周りに飛び散ったりして2次感染のリスクを非常に高めてしまいます。

しかし、お気に入りの洋服だったり、カーペットや布団の場合は、簡単に処分と

いう訳にもいきませんよね(^^;)

そんな場合は、次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう!となるのですが、

次亜塩素酸ナトリウムを使用してしまうと消毒は出来ても、色落ちが気になります。

嘔吐した時に、

ちょうど真っ白な服でラッキー♪ 漂白剤ウェルカム!(^^)!

なんて人が、真冬に果たしているのでしょうか(^^;)

便や吐物自体は大量のウィスルが含まれていますので、0.1%(1000ppm)の濃度の

次亜塩素酸ナトリウムで消毒しないといけません。

手作りの消毒液の作り方は、こちらの記事に詳しく書いてありますので、

宜しかったらご覧になって下さい。

ノロウイルス消毒液のハイターでの作り方!濃度や時間の注意点とは?

洋服が吐物で汚れた場合は、吐物をキッチンペーパー等で取り除いた後に、そのキッチンペーパー等は

すぐにゴミ袋などにいれて、0.1%の消毒液を振りかけてからしっかりとゴミ袋の口を縛りばしょう。

汚れた服は、流水でも汚れをある程度汚れを洗い流し、その後にバケツや洗面器に入れた

0.02%の消毒液の中に30分以上浸け置きをします。

すると、ウイルスは不活化しますので、その後は流水でざっ~と洗った後、洗濯機でいつも

通りに洗いましょう。

念のため、汚れていない服とは別々で洗いましょう。

さて、ここでです。

0.02%の濃度の消毒液に30分以上浸したら、衣類は色落ちしてしまうのか?です。

まずは衣類を0.1%(1000ppm)の濃度の消毒液で30分以上浸したら、どのぐらいの色落ちがするのかを

実際に実験をしてみました(^^)

分かりやすいように、色の濃いいハンカチで実験してみました。

まずは、最初の状態です↓

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このハンカチを、1000ppmの塩素濃度の消毒液に浸します↓

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果たして、どのぐらい漂白されてしまうのでしょうか・・・

無事な姿で帰って来てほしいですね~(^^;)

35分後の状態です↓

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おっと!最初の時と違って、消毒液が何だか汚れています!

恐る恐るハンカチを引き上げてみると・・・↓

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だし汁のような物が出来上がっていました(^^;)

そしてこれが乾かした後のハンカチです↓

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最初の状態↓

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正直な感想としましては、もっと色落ちして無残な姿になるかも!と思って

いたのですが、そうでもなかったです。

たまに漂白剤が服に一滴飛び散って、そこだけポツリと漂白されてしまった経験が

あるので、余計にそう感じたのでしょう。

所詮0.1%ですのでね(^^)

お次は本命の0.02%の消毒液で衣類を30分以上浸すとどうがるかの実験です。

最初↓

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35分後↓

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特に変化はありませんでした♪

0.02%(200ppm)の次亜塩素酸ナトリウムに実際に35分間漬け置きしても、色落ちは大丈夫です。

その後は、流水でざっと洗い流してから、他の洗濯物とは別に洗濯機でいつも通り洗いましょう。

(今回はこのような結果になりましたが、自己責任で宜しくお願い致します(^^;))

2次感染を防ぐ為の予防として、ドアノブや床等を消毒する場合も0,02%(200ppm)の濃度の

消毒液を使用します。

ドアノブや床などは、0.02%の消毒液で湿らせたキッチンペーパー等やティッシュペーパーで

拭いて、10分ぐらいしてから水拭きするようにします。

水拭きしておかないと、錆びたり、変色したりの恐れもありますので。

ノロウイルスを塩素以外で消毒するには?

水洗いや漬け置き洗いがやりにくい物が汚れてしまた場合はどうすれば良いでしょうか?

例えば布団やカーペット等の場合です。

その場合は、高温でウイルスを不活化させる方法になります。

以前までは、85度以上で1分以上加熱すれば良かったのですが、最近では

85度~90度以上で90秒以上の加熱が推奨されております。

次亜塩素酸ナトリウムの消毒液がなく、子どもの洋服などを高温で消毒したい場合は、サイズも小さいですので、

お風呂場等で洗面器やバケツに沸騰したお湯を入れて、それに浸せば良いでしょう。

冬場ですと、環境によってはお湯の温度が85度以下に下がってしまう恐れもありますので、

途中でお湯を継ぎ足したりして、しっかりと温度をキープしましょう。

(火傷には十分お気を付けください。衣類によっては高温のお湯で縮んだりする可能性もあります。)

他の方法としましては、大きなお鍋にお湯を沸かして、その中に衣類を入れてぐつぐつする方法もあります。

ここからは個人的な意見になってしまうのですが、食べ物を煮たりするお鍋の中に、

吐物や便が付いて汚れを取り除いた後の衣類であっても、それを入れてぐつぐつ煮る!

というのが、どうしても抵抗があるんですよね~(^^;)

皆さんはいかがでしょうか!?

ある程度小さめの衣類ならば、その様な方法で加熱しますが、カーペットや布団等の場合は

どうすればいいでしょうか?

大物の場合は、吐物が付いてしまった辺りをスチームアイロンで加熱する方法が良いでしょう。

まずは吐物を取り除いて、ある程度汚れをふき取った後に、ウイルスを不活化する為の加熱を

行いましょう。

スチームアイロンは対象物から少しだけ距離を空けて(焦げたりしないように)、最低でも

90秒以上はたっぷりと蒸気を当てましょう。

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ノロウイルスを消毒する簡単な方法とは?

前章でご紹介させて頂いた手作りの消毒液は1日で使い切るようにしましょう。

ドアノブやトイレの便座や床等を感染予防の為に消毒する場合には、0,02%の消毒液を

スプレーボトルに入れて、それをキッチンペーパー等に塗布してから拭くようにすれば、

簡単です。

しかし、次亜塩素酸ナトリウムを薄めた消毒液はアルカリ性ですので、素手のまま使用すると

皮膚の表面がうっすらと溶けた状態になり、手がヌルヌルします。

それが手荒れの原因になり、皮膚の防衛機能も落ち感染のリスクが高まりますので、

消毒液を扱う時には、手袋を着用しないといけません。

手袋着用がついつい面倒くさくなって、こまめに消毒をしなくなるか、あるいは素手でやって

しまい手荒れをしてしまうか・・・等になりがちです。

しかし特に赤ちゃんがいるご家庭の場合は、辺りかまわず舐めまくりますので、こまめな消毒は

必須となります。

そんなご家庭に、とても便利な商品があります。

その名も「ウィル・キラー」です(^^)↓

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このウィル・キラーは次亜塩素酸ナトリウム濃度が250ppmですので、2次感染を

防ぐ為に、こまめに消毒するにはピッタリの濃度です。

自分で手作り消毒液を作るのは、手間もかかりますし、便利に使おうと思えば空いたスプレーボトル

も要りますし、濃度の計算を間違ってしまうかもしれません。

しかし、このウイル・キラーがあれば、濃度もちょうどいいですし、一番嬉しいのが素手で

使えるという事です。

次亜塩素酸ナトリウムを含んでいるのに、特殊な加工を施すことにより、皮膚に優しい弱酸性

なっているのです。

その上、開封後も6か月間は効果を維持できますし、消臭効果もあります。

私なんかは、空気中にもシュッシュしてますからね(^^)

これからの季節だと、ノロウイルスだけでなく、インフルエンザウイルスにも効果がありますので、

1本あれば本当に便利だと思います。

口に入っても安心なぐらいの商品ですので、赤ちゃんがいらっしゃるご家庭にはドンピシャです。

せっかくなので、ウイル・キラーの商品開発部の方の動画がございますので、お暇があれば

ご覧になってみて下さい。

このおじ様、口を開けた自分の顔に向かってスプレーしちゃってますから(^^)

詳しい商品に内容を知りたい場合は、ホームページをご覧になってみて下さい。

http://www.cnj-i.co.jp/setsumei.html

商品の裏面にあります、使用上の注意の文面には、

色柄物は長時間付けておくと、変色するかもしれませんという一文があるのですが、

ちょっと気になりましたので、また実験をしてみました(^^)

濃度は250ppmです。

濃い色の布を35分間浸してみました。

最初の状態↓

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35分後↓

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何にも変わりませんでした。(^^)

弱酸性ですので、手に付けてもヌルヌルする感じもしません。

次亜塩素酸ナトリウムの匂いもほとんど感じません。

多少するかなぁ~どうかなぁ~ぐらいです。

ノロウィルス予防には、丁寧な手洗いが必須と言われています。

推奨している手洗いの方法は、石鹸をしっかり泡立てて、60秒もみ洗い後、流水で15秒すすぐ。。。

この手洗い方法、一体日本で何人の方がちゃんと守れるでしょうか(^^;)

60秒って結構長いですよ!?

ですので現実的には、ノロウイルスが流行る時期や、家族で罹患者がいる場合には、薬用ハンドソープを

使っていつもより丁寧めに手洗いし、その後はウイル・キラーを手にシュッと吹きかけて、揉み込んでおく。

これでいいのではないでしょうか(^^)

まとめ

ノロウイルスはインフルエンザにも勝るとも劣らない程の、感染力です。

人によっては、インフルエンザに罹る方がマシ!というぐらい、辛い症状に苦しめられる場合も

あります。

ですので、家族で罹患者が出た時や、職場や学校で流行している時には、手洗いと消毒の準備を

しっかりとしておきましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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