最近では、LED電球が主流になりつつありますが、
ご家庭で白熱電球を使われている方もまだまだいらっしゃると
思います。
心配される火災の問題や、現在使用されている電球が白熱電球か
どうかの見分け方もご紹介致します。
白熱電球の火災の防止方法とは?
近年では、省エネに取り組む企業も増えてきておりますので、昔がならの
白熱電球の販売数は減りつつあります。
ですが、現在も販売はされておりますし、今ご家庭で使用中の方もいらっしゃる
ことでしょう。
白熱電球は、蛍光灯やLED電球比べて、熱を持ちやすいというデメリットが
あります。他には寿命が短い事等があります。
主なメリットとしましては、安価・温かみのある色・調光可能等が挙げられます。
寿命が短い点に関しては、電球が切れてしまったら買い直したら済む話なので、
大した問題にはならないのですが、一番心配なのが火事の問題ではないでしょうか?
今お使いの電球が白熱電球の場合は、他の電球以上に火災については十分に気を付け
ましょう!
もちちろん、白熱電球以外でも十分に注意しましょう。
●照明器具のワット数以下の物を使用すること!
・・・例えば、照明器具が40Wの場合には、電球は40Wかそれ以下の物にしないと
いけません。間違って60Wの物等を使用してしまうと、破損や火災の原因になる
恐れがありますので、必ず決められたW数を守りましょう!
電球を購入する際には、使用可能なW数や口金の大きさをしっかりとメモしてから、
販売店へ行きましょう。
●照明器具の周辺に物を置かない!
・・・最近では、ダウンライト(天井に穴が空いていて、その中に電球を差し込む)を
使用されているご家庭が増えてきました。
W数を守り、普通に使用する分には全然問題ないのですが、照明器具から距離を空けずに
可燃物を置いた場合に、出火の原因になる事があります。
特に、クローゼット内等は衣装ケースを積み上げたり、棚の上にカバンや靴を
置いたりして、照明器具ギリギリまで物を置いてしまっている方も多いので、くれぐれも
注意しましょう!
●電球にホコリが積もっている!
・・・真下に向いているダウンライトはホコリも付きにくいのですが、掃除を長い間疎かに
していると、案外ホコリが積もっていたりします。
使用頻度が低い電球は、取り替える機会も少ないので、ほこりが予想以上に積もっている
かもしれません。
チェックしてみましょう!
白熱電球の見分け方は?
ご家庭でお使いの電球が白熱電球でなかった場合も、火災の原因がなくなる訳では
ありませんが、白熱電球の場合は他の電球よりも高温になりやすいので、より気を付けなければ
いけません。
白熱電球の簡単な見分け方をご紹介しておきます。
〇球体の中にコイル状の銅線がある。
これらの点を、ご参考にしてみて下さい。
住宅の出火原因ランキングは?
電球が原因で火災が起きてしまうのは驚きですが、実際の住宅の出火原因のランキングは
どのようになっているのでしょうか?
このランキングをご参考になさって、改めて心を引き締めましょう!
1位・・・こんろ(18%)
2位・・・たばこ(12%)
3位・・・ストーブ(8%)
4位・・・放火(8%)
5位・・・放火の疑い(4%)
6位・・・配線器具(4%)
7位・・・電灯・家電の配線(3%)
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となっております。
電球が原因となって起こる火災は全体からすれば、高い数値ではないようです。
ですが、電球が原因の火災も十分あり得ると心得ておきましょう!
まとめ
白熱電球が原因となる火災は、頻繁に起きている訳ではありませんが、
電球が原因で火災になってしまうという意識がない分、逆に危険が潜んでいます。
特に小さいお子さんがいらっしゃるご家庭で、電球が届く範囲にあるご家庭では、
不用意に触らないように、近くに物を置いたりしないよう十分に指導しておきましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。